トップページ > 旅日記総合目次 > 世界一周旅行編目次 > アフリカ編 > 旅日記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
旅日記 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2002年12月30日(月) フランクフルト -> カサブランカ 雨(FRA) -> 晴れ(CAS) - コーランの世界へと - |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今日は移動日です。フランクフルト駅前のホテルマンハッタンで豪華(パンとハム、サラダ、コーヒーだけだけれども…)な朝食を取り、そのホテルを出たのが午前9時頃でした。モロッコ行き飛行機の出発時間は、昼の12時10分。ここフランクフルトの空港は町の中心地から電車で30分ほどのところにあるため、出国まで時間的に余裕がありました。そのため、駅でタバコを吸い、水を飲み、だらっと出発したのでした。駅のチケット売り場で3.5ユーロだったか?の空港駅までのチケットを購入し、列車に乗り込みました。がたごと…。30分後空港に到着。 乗り込んだ飛行機は、ボーイング737-500。120人乗りくらいの中型機です。3時間ほどのフライトの後、無事にカサブランカ近郊にあるムハンマド5世空港に到着しました。しかし、ルフトハンザ!、機内食がまずいぞ。2回しか乗っていないけれど、2回ともまずかった…。空港到着後、バックを受け取り、税関や入国審査をとおり、空港の両替所で手持ちの20ユーロを両替し、早速情報集めのためインフォメーションに向かったのでした。インフォメーションにいるお姉さんに、中米で鍛えたスペイン語で早速話し掛けてみました。 「オラッ!」。 「ボンジュール。」 あれれー。ボンジュールだって。話を聞いてみると、モロッコの公用語はフランス語とアラビア語とのこと。おいおい、公用語がスペイン語だと思っていた俺、馬鹿みたいじゃん。だってさ、モロッコの北のほうはスペイン領だし、ということで、"モロッコはスペインの植民地だったんだろうなぁ"なんて勝手に思いこんで、ここの公用語がスペイン語と勘違いしていたのでした。こまったぞ。フランス語はボンジュール、ジュテーム、メルシーしか知らないし、アラビア語なんて全くわかりません。ということで、カサブランカの地図をゲットし、市内までの行きかたを聞き、安ホテルの密集地帯を聞き、それとともにいくつかのアラビア語も教えてもらったのでした("アラビア語のほうが、現地人は喜ぶだろうなぁ"と思って、あえてアラビア語にしたのさ)。ちょっと披露しましょう! こんにちは=SALAM=サラーム ありがとう=CHEKRANE=シュクラン 〜はどこですか=FINE KAYN=フィンケイン いくらですか=コンビオ(フランス語かもしれない) 〜はありますか?=WASH ANDAK=ワッシュエンデエク OK=WAKHA=ワッハ 〜に行きたい=BRITE NAMCHI=ブリーツヌンシー Please=メンファドリック 1から10=ワハット、ジョージ、グレチャ、アロパ、カムサ、セッチャ、セブア、チュメソア、チェサオ、アシュラン あぁ、地球の歩き方が欲しい。言葉もわからんし、道もわからんし…。空港地下から電車に乗り込み、市内のカサポール駅というところを目指したのですが、ここでも困りまくり。電車内の放送が全く聞き取れないし、路線表もないため、何番目の駅が目ざす駅なのかも全く分かりません。電車内でもカサポールを連呼し、モロッコ人に助けられまくり。途中駅での乗り換え時も、カサポールを連呼しまくり、ここでもモロッコ人に助けられまくりです。あぁ、皆優しいや。嬉しい。 カサポール駅に着いたのは、夜の18時頃でした。さて、ホテルはどうしたものか…。なんと、ここで秘密の紙が登場!実は、ホテル情報だけは持参しているのです。日本にいるとき、図書館から地球の歩き方を借りまくって、訪ねそうな都市の安ホテル情報の部分だけコピーしてきたのでした。あぁ、このとき地図やらもコピーしてくるんだった…。その紙の情報にある、「オテル・モン・レーブ」と「オテル・ツーリング」の2軒を訪ね、空き部屋のあった「オテル・モン・レーブ」に1泊することにしたのでした。値段は、トイレシャワー無しの一番安い部屋が90DHでした。ツーリングも90DHとのことでしたので、この辺りの安宿の標準的な値段なのでしょう。 ホテルにチェックイン後、10DH(120円)しか金の残っていなかった私は、安そうな食堂のメニューを覗きます。アラビア文字で何が書いてあるのかさっぱりですが、メニューの中の多くが2〜15DHくらいの値段です。店員のおばちゃんに10DHコインを見せながら、人々が食べているものを指差し、「あれいくら?」なんてことを聞いていました。すると、40歳くらいの男性が英語で話し掛けてきました。 「何か食べたいのかい?」 「はい。おなかが減っていて。10DHしかもっていないんですが、何かおいしいものが食べれないかなと思って」 「じゃぁ、ムッスンムン(パン)とハリラ(スープ)を食べると良いよ。両方あわせて7DHだ」 「うん、それにしてみます。ありがとう」 「まぁ、ここに座りなさい」 そんなことで、教えられたスープとパンを頼み、この人といろいろ話ながら、料理の出てくるのを待ちました。 出てきたムッスンムンとハリラはなかなか美味でした。ムッスンムンはあげパンみたいなものに香油(香りのする何かのオイル)とあまいのシロップがかかったもの。そしてハリラはカレー系の味がするスープ、熱くて、体が芯からあったまります。うん!これからの食事が決まりました。何かわからなかったら、このあたりを頼むことにしようと思います。 さて、書き忘れていましたが、モロッコは今の時期、結構寒いんです。しかも朝&夜と昼間の気温差が非常に激しい。朝、夜はジャケット、コート等が必須(気温5度くらいか?)、昼間は日向だったらTシャツでOKと変な気候です。夜は本当に寒い。しかもここのホテルは安ホテルなんで暖房設備がありません。今日はジャケットの上にウィンドブレーカーを着込んでの就寝です。 最後に酒について。モロッコはイスラム教の国ため、お店でもビールなんか売っていないし、普通のレストランに酒類を置いていません。良いホテルの中には観光客用のバーがあるのですが、高そうですし…(だって、部屋は1泊4000DHもします。俺のいるホテルに換算すると40泊できる金額。当然、バーもそれなりの値段でしょう)。ということで、今日はビールなし。久しぶりだ。疲れたんで寝ます。 モロッコは人々もフレンドリーだし、この国での旅は、なかなか楽しくなりそうです。この国では砂漠を見に行く予定なんで、数週間から1月くらいは滞在する予定です(砂漠はここから遠いため)。 以上。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
- 本日の出費 - |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レート : E1(ユーロ)=\125 レート : 10.5DH(ディラハム)=US$1=\120 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
- 移動費 - |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
- 飲食費 - |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
- 雑費 - |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
更新地 : CASABLANCA ( MOROC ) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前の日記へ | 次の日記へ |