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旅日記


2002年12月04日(水)
チェトゥマル
曇り時々雨
- 腹減った -

 
 朝の8時にカンクンを出て、14時頃、ここチェトゥマルバスターミナルに到着しました。町の第一印象は、"結構な田舎"。バスターミナルの前には、タコス売りの出店がちらほらあるくらいで、あとは何もなし。観光地にありがちな、ターミナル前のタクシー縦列駐車も見られません。バスターミナル内にはインフォメーションセンターもなければ、数人に英語で話し掛けてみましたが、皆英語が話せません。こんなところに、観光客なんているのか?そんな気持ちを抱きながら、とりあえずは町の中心部、セントロに向かうこととしました。中心部に行けば、ホテルもあるだろう…ということで。しかしながら、ターミナルの外に出てみると、バス降車時には降っていなかった雨が、すごい勢いで降り出していました。いわゆる熱帯地域特有のスコールってやつです。確か、すでに乾季に入っているはずなのだけれども。まぁ、いいや。ひとまず、バスターミナル内で休憩することとしました。バス移動の疲れもあり、ベンチに半寝そべり体制で腰掛け、ぷかぷかタバコを吸っていると、1人のメキシコ人が英語で話し掛けてきました。
"旅行者の方でしたら、アンケートに協力してくださいませんか?"
"いいですよ"
ってことで、"どこからきたか?"、"なにでこの町を知ったか?"、"この町のどこを観光する予定か"等、いくつかの質問に答えました。おぉ、彼は英語ができる!ってことで、ここぞとばかり、質問しまくりました。"安いホテルはどの地域にあるの?"、"旅行者に人気の安いホテルを知っている?"、"そこまで遠いの?"、"ここからそこまでタクシーで行ったら、いくらくらいとられるもの?"、"その近くにスーパーなんかはある?"、"町の地図はどこで手に入れられる?"、"ベリーズ行きのバスの発車場所はどこ?"、"今日は何曜日?"…。今日はこれくらいにしておいてあげよう(多分、もう会わないけれど)ということで、質問を打ち切りました。今思うと、彼から貰った情報はとても大きなものでした。

 中心街まで、とりあえずタクシーで行ってみました。すると、バスターミナルで私が抱いたこの町の印象とは少し違った町並みが、そこにはありました。なんだか、お店がすごく多いのです。特にブランド品を扱う店やら電気屋、靴屋が非常に多い模様です。ヨーロッパの高級ブランド化粧品を売る店、香水を売る店、ソニーのテレビを売る店、多くのメキシコ人達が、窓越しにそれらの商品を眺めていました。観光客の姿も見えないし、一体誰がこういった商品を買うんでしょう?理解不能…。それらのお店の看板を見てみると、どうやら、この町(中心街のみ?)での買い物には、税金がかからないらしい。つまり、免税の町ってな感じみたいです。土日なんかには、他地方のメキシコ人が、大挙して買いに来るのでしょうか?やっぱり理解不能。

 さて、この町では本当に英語を話す人が少ない。がんばって、スペイン語で話し掛けてみても、俺の話していることは伝わっているようだけれども、相手の話すことが全く理解できない。俺が、"私、探す、ホテル、安い"なんて片言のスペイン語で話し掛けているにもかかわらず、皆がんがんスペイン語で返答してくる。俺のスペイン語聞いて、俺のスペイン語スキルがほぼゼロであることが、わかるでしょう。身振り、手振りで教えてくれよ〜。そんな感じでした。埒があかないので、バスターミナルの彼に教えてもらった、"Maria Dolores"というホテルに行って見ました。フロントで値段をチェックすると、一晩135ペソ。中の下ランクの値段でしょうか。値切ってみても、135から下がりません。下の中ランク(できれば、80くらいがいいんだよ〜)の値段を掲げる宿屋を探すため、空き部屋状況とユースホステルの場所を聞いて、ひとまず退散しました。その後、数件のホテルとユースホステルの宿代やロケーションもチェックしましたが、どれも一長一短があり、結局は"Maria Dolores"に戻って、チェックインしたのでした。また、近くの観光案内所で地図も手に入れることができました。ターミナルの彼、ありがとうね。

 ところで、話は変わりますが、
うぅ、今日の食事は昼食のとうもろこし1本と夕食のビール1リットルのみ。ホテルに着いて、ホテル前の屋台で昼食のとうもろこし(これがなかなかうまい。塩ゆで?したとうもろこしに、粉チーズをかけ、そこにチリソースとレモン汁をかけて食います。)を食い、ホテルに戻ってシャワーあびて、一眠りして、ふと気づいたら近くのお店はすべてしまっているし、手持ちの現金が20ペソくらいしかない。しょうがなく、ホテル近くのバーでビール1本買って、これを夕食としました。あぁ、ひもじい生活。飯を減らしてでも、ビールを飲む。これが私の旅行スタイルなのです。

 そうそう、仮に手持ちペソがたくさんあったとしても、本当に浪費は控えねばなりません。というのも、昨晩、家計簿?(旅の資金簿)をつけてみたところ、カナダ、メキシコの滞在だけで、全資金の1/13を使っていたのです。当初予想の2倍ペース。やばい、やばすぎます。理由はというと、移動費が当初予想していたよりも高額なためです。長距離移動時のバス代は3日分くらいの生活費を、一気に使い果たしてしまうような額なのです。あぁ、困った。今後、物価の高いヨーロッパに行ったら、すごい勢いでお金が減るであろうことは、簡単に予想できます。どうしようか。今後、何の部分で、今まで以上に出費を抑えるべきだろう?考えた末の結論は、
宿代 - もう少し出費を抑えることができるかな?(安い宿をもっとよく探すこと!もっと値切ること!最悪、ユースに移動。パソコン使えなくなるだろうけれども…)
飯代 - もう少し出費を抑えることができるかな?(腹にたまる安い食べ物をもっとよく探すこと!)
移動代 - もう少し何とかしないと(うーん)
ビール代 - なんとかしたい。でもね、ミネラルウォーター買うのと、値段が大差ないんだもの(うーん)
たばこ代 - なんとかしたい(うーん)
インターネット代 - 少し更新頻度を減らさなきゃ

こんな感じになったのでした。俺だって、俺だってさ、カンクンでスキューバやったり、ジェットスキーに乗ったり、バナナのボート乗ったり、シーフード料理食べたり、バーでビール飲んだり、ディスコ行ったり、いろいろやりたかったさ。でもさ、金がないんだもん。しょうがないじゃん。したいことも出来ない旅行。正直、なんのために旅行しているのか、自分でもよくわかりません。今後の旅程と見比べてみても、やはりアジアに入る手前で資金が底を尽きそう。そこで旅程を変更して、帰国ということになりそうです。あーかなりへこみます。真剣に。

 実は、昨日、旅の資金簿をつけるとともに、Internetで日本の銀行口座の残高確認したのさ。もう、愕然としました。クレジットカードで購入した飛行機代やら、居酒屋での飲み代なんかが引かれていて、見るも無残な状況に。あぁ、俺、日本に帰ったら本当に1文なしだ。どうするのさ。俺。

 まぁ、へこむけれど、悩んでも仕方ない。いろいろ考えて工夫すれば、なんとかなるでしょう!なかなか前向きな俺なのです。金が心配なので、明日の朝、早速ベリーズ入国にアタックしてみようと思います。ベリーズシティまでは、バス代が結構かかりますが、入国できたらラッキー。これを先延ばしして、余計な宿代は払いたくないからね。ビザが国境で取れるか定かでないのだけれども…。とりあえず、やってみます。

 ちなみに、まだ体調は万全ではありません。良くなっている兆しもなし。でもさ、進まなきゃならないのです。先に。何のためにか分からないけれど、旅行も人生は期間が限られているからね。

 以上
 

- 本日の出費 -

 レート : N$1=US$0.1=\12

- 移動費 -

From: To:
Cancun Chetumal バス Liviera 社 N$162
Chetumal Bus Terminal Chetumal Centro タクシー N$20
 

- 飲食費 -

焼きとうもろこし * 1 (昼食) N$7
ビール1リットル * 1 (夕食) N$14
 

- 雑費 -

宿代 N$135
マルボロライト (タバコ) N$15

更新地 : Cancun ( Mexico )

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