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旅日記


2002年12月07日(土)
サンタエレーナ

- グアテマラ入国 -

 
 ふぅ、やっとグアテマラに入りました。朝の6時にベリーズシティの宿を出て、現在17時ですが、やっとホテルで一息ついています。いやー今日も相当ハードでした。ベリーズシティではバスターミナル探しに苦労し、バス内では席の狭さに苦痛を感じ、国境越えの際には3Kmくらい歩き、乗合バスの中では、またも狭さに苦痛を感じ…。21Kgの荷物を担いで、今日は6〜7Kmくらい歩きました。朝飯もくわず、良く頑張ったものだ。自分に拍手!

 本日苦労したのは、その原因の多くが、地球の歩き方のせい!本当にこの本ったら、時々役立たずなんだから。私は、2002年版の「地球の歩き方-中米編-」を持参しているのですが、掲載してあるバス会社の路線ははすでになくなっているし、地図は間違っているし、バスの値段は全く違うしで、踏んだりけったり。本の情報を気にせず、町の人々に聞いた情報通りに進んできたほうが、時間が節約できたかもね。まぁ、本を出版している側も、そういう点が多々あることも承知しているのだろうけれども。世の中の変化は早いからね。しょうがないところです。

 
ベリーズからグアテマラのサンタエレーナ&フローレスに入るなら、断然直行バスがお勧めと思われます。値段はUS$20らしいけれど、こっちのほうが快適かつスムーズに国境を越えられると思う。私の場合は、次の2点を考慮して、普通のバスを使ったのですが、えらい疲れた。

 第1に、費用の面。直行バスは、$20かかります。当初、普通バスは、2本乗り継いでも計US$3〜4ドルくらいと考えていました。ですが、結局US$7ドルくらいかかってしまいました。

 第2に、土曜日の国境越えに不安を感じていたこと。ウィークデーなら、確実にイミグレーションオフィスも開いていると思われるのですが、今日は土曜日。もしかしたらイミグレが閉まっていて、第3国(ベリーズ、グアテマラ国籍以外)からきた人間は、国境を通過できない恐れがあるでしょう。パスポートに出入国のスタンプ押してもらったり、質問に答えたり、また出国税、入国税が払えなければ、国境通過はできないものね。仮に直行バスのチケットを購入して、このような、国境を越えることが出来ない状態に陥ったら、バス代として支払った金額が戻ってくるわけもなく、もったいないでしょう。だから、国境越えに失敗しても、最悪、国境近くの町に宿を取って、月曜まで待機しようと考えていたわけです。

 と、いろいろ考えていたわけですが、結構簡単にグアテマラに入国できました。グアテマラは物価が安くてなかなか居心地良い。ベリーズに比べたら、断然安い!

 誰かの参考にもなるかもしれないので、ベリーズ、グアテマラ国境越えの様子を少し詳しく書いておきます。というのも、最近、以下のような「現地情報求む」のメールを頂くことがあるからです。
「メキシコシティではどこに泊まったのですか?良ければ紹介してください」
「メキシコシティからテオティワカンへの行き方を教えていただけませんか?」

 ベリーズシティからは、Novelo's Bus Lines という会社のバスで、グアテマラ国境のベンケ・ビエホ・デルカルメンまで行くことが出来ます。値段はBZ$11。バス乗り場は、ロジャーススタジアム近くにあります。スイング橋からですと、スイング橋のすぐ南にあるOrange Stを西に向かって500mくらい歩いてください。すると川にぶつかるので、その川にかかる橋を渡ってから、左に曲がってください(つまり南方向に曲がる)。そのまま50mくらい歩くと、右側にバスターミナルがあります。時間にもよると思いますが、クリーム色とオレンジのボロバスが数台並んでいるので、分かると思います。私は、宿から迷いながら、道を訪ねながら、ここまでたどり着いたのですが、ベリーズ人の口の悪いことといったら、もう!多分、中国人だと思われているせいもあるのか、何か聞くと、「だまれ。だまって、まっすぐ進め!」 こんな返答も多かったのです。特に、若者の黒人の口が悪い。黒人でもおじさん、おじいさんは丁寧に教えてくれました。中には、質問している途中に、「Fuck you チーノ!」なんて返すやつもいる。もう「俺は日本人だ!」なんて言い返すのに、疲れてしまったよ。まぁ、この件は昨日書いたからいいや。なお、バスのタイムスケジュールは分かりません。俺は8時発の便にのりました。1時間に1本くらいはあるみたいです。ただし、何時から何時まで運行しているのかはわかりませんが。

 あちこちのバス停に停車した後、3時間くらいかかって、終点のベンケ・ビエホ・デルカルメンまで到着しました。さて、ここから国境までが、また難儀です。道を尋ねながら、国境まで行きましょう。駄菓子屋の店員や道行くおばさんに聞くと、丁寧に教えてくれます。ただし、ここではもはや英語があまり通じません。スペイン語で尋ねるべきでしょう。「キエロ・イル」や「ドンデ・エスタ」を多様しましょう(正しい聞き方なのかわからんけれど)。国境までの距離は、2Kmくらいです。ただし、のぼりくだりが連続しているので、荷物が重い人は、結構きついと思います。また、雨が降っていると、ますますきついです(今日がそうだった…)。タクシーでも行くことができるようなので、こっちのほうがお勧め。現地人はタクシーで移動していました。


 さて、そろそろ国境に着きましたか?到着すると、数十人の闇両替商がたかってくるので、ここで両替しておくのもいいでしょう。ベリーズ側で私が数人に尋ねたかぎりでは、US1が7ケツァール、BZ1が4.25ケツァールといったところだったでしょうか。メキシコペソも扱っていましたよ。ちなみに私は、今日が土曜日ということもあり、US20ドル(トラベラーズチェック)と余っていた50ペソを両替しました。ただし、ここで注意!後に述べますが、ベリーズドルを27.5ドルだけ残しておきましょう。

 次に、白い大きな建物を目指しましょう。ここがベリーズのイミグレーションオフィスです。この建物は、ベリーズが国の威信をかけて築いたといった感じのもので、建物内には、トイレットペーパーつき水洗トイレ、手洗い洗剤&手拭ペーパーつき洗面台がありました。こんなトイレ、ベリーズではじめてみました。ここでは出国に際して、BZ$27.5が徴収されます。うち、20ドルが出国税、7.5ドルが、ベリーズの自然と文化を守るためのConservation Feeということです。良く分かりませんが、払わなければ出国できないらしいです。

 とうとうグアテマラに入国できました。グアテマラの入国手続きには、お金はいりません。窓口でもらえるカードに諸事項を記入して、パスポートにスタンプをもらえば完了です。数100m程まっすぐ歩いて、目の前の橋を渡ったところがバスターミナルです。ここから多方面にバスや白タクが出ているようですので、あとは、お好きな手段で、移動してください。私は白タクでサンタエレーナまで移動してきましたが、バスと同料金で乗ることが出来ましたよ。数時間に1本しかないバスに比べて、こっちのほうが便利に感じます。

 最後に…。先ほど、日記更新やメールチェックのため、宿近くのインターネット屋に行ったのですが、どうしてもつながらない。IPアドレスやらDNSやらもしっかり設定しているはずなのに、なぜかつながらない。メキシコではいたるところで、簡単に接続できたのに…。どうしたグアテマラ。この日記を公開できるのもいつの日になることやら。明日は、隣町のインターネット屋にでも行ってみようと思います。

 ごめん、最後に。なんか、メールを見てみたら、掲示板で俺に性病の疑いがかかっているそうな。ぷっぷっぷ。風邪は治らないけれど、膀胱の痛みは引いたのだよ。なんだったんだろう。何かの初期症状だったら怖いけれども。まぁ、今、気にしてもしょうがないから気にするの辞めた。日本帰ってから気にすることにします。
 

- 本日の出費 -


レート : BZ$1=US$0.5=\60
レート : Q1=US$0.13=\16

- 移動費 -

From: To:
Belize City ベンケ・ビエホ・デルカルメン バス
Novelo's Bus Lines 社
BZ$11
ベンケ・ビエホ・デルカルメン メルチョル・デ・メンコス 歩き 遠かった…
メルチョル・デ・メンコス Santa Elena 乗合バス(白タク?) Q20
 

- 飲食費 -

カルド * 1 (昼夕食) - カルドとは、野菜のごろごろ入ったコンソメスープのこと。トルティージャもつく。 Q12
ビール * 1 (昼夕食) Q10
ビール * 2 (寝酒) Q15
 

- 雑費 -

宿代 Q30
たばこ (Marlboro Lights) Q10

更新地 : Santa Elena( Guatemara )

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