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旅日記


2002年12月19日(木)
マナグア
晴れ
- 日本大使館を訪ねる -


 ブエノ! 今日も朝から良い天気です。昨日は街歩きの一日でした。地震で廃墟となってしまったカテドラル(教会)、国立宮殿、マナグア湖といった、この街の主な見所を散策しました。昨日が「動」の一日だったとしたら、今日はいわば「静」の一日となりました。

 起床後、シャワーを浴びてから、ホテルの前でしばし日光浴をし、その後は近くの飯屋で朝食兼、夕飯兼、昼食をとりました。最近は一日一食の日が続いていますが、慣れてしまえば、そんなに腹も減りません。その分、ホテルのミネラルウォーターをがぶ飲みしているけれど。なんせ無料なんでね。あぁ、もちろん、中米でも生水の質はあまりよくありません。私は腹が強いほうで、生水を飲んでも下痢などを起こしにくい"たち"なんですが、できるだけミネラルウォーターを飲むようにしています。現地人もそのほとんどがミネラルウォーターを飲んでいますし。現地の慣習に従っておけば間違いないでしょう。さて、10時くらいに飯屋を出て、その後、歩いて20分くらいの場所にある、日本大使館を訪ねてみました。さすが日本!、金を持っている(持っていた)だけのことはあります。大使館の大きさが並じゃない。隣のイタリア大使館がうさぎ小屋に見えてしまうような大きさ。道路をまたぐ2つの大きな建物が両方とも日本大使館の建物です。きっと、アメリカ大使館もこんなに大きくはないでしょう。マナグアでは一番立派な大使館なんではないでしょうか。こんなとこに金かけて…。全て税金だぜ。早速、施設内に進入を試みます。いくら施設が立派でも、機関銃を持ったニカラグアの警察官が表を守っていても、外務省職員がエリート意識を持っていたとしても、身なりは汚いながら日本国民なんで、表門から堂々と進んでいきました。
「ピピーー!」
やはりそう簡単には通れませんでした。笛を吹きながら、現地の警官が数人寄ってきて、「IDを出せ」との要求。
「ID、ID…、パスポートはホテルに置いてきたし…、クレジットカードもホテルだし…、なんにももってないっす。あっ、首からぶら下げているプレートみたいのならあるぞ!ここにはノンブレ(名前)も書いてあるし、ハポンとも書いてあるでしょ」
米軍兵士がつけているみたいなIDプレートを彼らに提示したところ、「オーおまえはハポネスか。だったらOKだ」ということで、大使館入り口のゲートをくぐることが出来ました。10mほど歩くと、前から大使館職員と思われる30歳代前半くらいの日本人が歩いてきました。
「こんにちは。どういったご用件ですか?」
「えー、日本語の新聞とかがあれば、それを読ませていただきたいのと、スペイン語で書かれた写真入りの日本を紹介するようなパンフレットか冊子があれば頂きたいと思って訪ねたんですが…。なんせ、旅行していると、日本はどんな国だ?って、現地人からの問いかけが多いもので…。京都や新宿やら新幹線なんかの写真が掲載されているものであれば、それはもう最高なんですが…」
「そうですか。パスポートはお持ちですか?」
「いえ。ホテルに置いてあるんですが…。あっ、IDなら、こんなのがありますけれど。もちろん公的なものではないですが…」
IDプレートを得意げに見せてみました。
「うーん、これじゃぁ、だめですねぇ。一応身分がしっかり明示されたものを持参してくださらないと、中にお通しすることはできないんですよ。パスポートを持って、明日でもまたいらしてください」
「いえ、明日はコスタリカにいってしまうんです。どうしても入れませんか?」
粘りましたが、駄目でした。ちきしょう、外務省め。こうなったら、リベンジだ。午後、再び出直すこととしました。それからホテルに戻る道すがら、警察官を従えながら犬の散歩をしている日本人女性を見かけました。年の頃40歳くらい。その身なりと上品そうな雰囲気から、おそらくは、ニカラグア大使夫人と思われました。にこやかに声を掛けてみました。「こんにちは!」、彼女は、一瞬怪訝そうな表情をした後、笑顔で「こんにちは」と返してくれました。お!、なんか嬉しいぞ!。入国拒否(大使館入り拒否)でへこんだ気分も、これで回復。なにかうきうきしてきます。でも、大変ですよね、常に警官に見張られての散歩なんて。俺だったらいやだなぁ。これもニカラグアという国のせいなのでしょうね。もしかしたら、誘拐事件なんかが発生するかもしれないですし。皇族の人もそうだけれども、常に誰かに警護されているのってどんな気分なのでしょう。時にやりたいことも出来なかったり、行きたい方向にも行けなかったり。俺がこんな状況に置かれたら、へこむなぁ。これまで空を羽ばたいていた鳥が、鳥かごの中に入れられてしまったような感じがするのかなぁ。庶民も大変だけれども、地位や責任のある人々も大変ってことっすよ。

 さて、面倒くさかったけれど、14時頃、再度出直しました。今度はパスポート持参で。そしたらね!、すーんなりOK。中では、なかなか手厚い歓迎振りでした。エアコンの効いた部屋で新聞読み放題。施設内にいたニカラグア人職員もフレンドリーでしたし、お願いしていた資料を持ってきてくれた日本人女性の職員も笑顔で接してくれました。頂いた資料は3冊。そのうち1つが160ページもある、「The Japan of Today」というもの。「今日の日本」が英語で紹介された本です。最終更新が1996年なんで、「今」でも、ましてや「今日」でもないのですが…。まぁ、気持ちが嬉しいです。こんなのまでいただけるなんて。他の2つが、スペイン語で書かれた「日本の旅」という本と、これもまたスペイン語で書かれた「Vision General del Japon」という8つ折りのパンフレット。このあたりでは目にすることができないような、すばらしい印刷技術を駆使して作られています。これを手にもって歩いていると、現地人の熱い視線を感じることができます。
 
 まとめに入ります。今日はそんな一日でした。明日は朝4時半に起きて、6時集合、7時発のバスでコスタリカの首都サンホセへと向かいます。ニカラグア、なかなか気分良く滞在できました。人々も人なつっこくて明るいですし、食事もおいしい。加えて物価も安い。見所が多々ある国ではないのだけれども、ココに住む人々が、一番の観光資源。そんな風に感じた国でした。数年後か、数十年後か分からないけれど、できればまた来たいなぁ。

 最後に。大使館って、結構評判悪かったりするじゃぁないですか。でも、俺がこれまで訪ねた在外日本大使館は、いづれも感じが良かったよ。今日の大使館にしても。特に、小国にある日本大使館って、何かと親身になってくれたり、頼れる存在だと思うよ。外務省改革とか、そんなのも影響しているのかなぁ。

 以上。ニカラグア出国時に20コルドバ(200円弱)くらいあまりそうなんで、これからその金でBarにビールに飲みに行ってきます。ビール1リットルは飲めるよ。帰ってきたら即寝する予定。

 アディオス!
 

- 本日の出費 -

レート : US$1=\124
レート : C1(コルドバ)=US$0.07=\8.6

- 移動費 -

From: To:
 

- 飲食費 -

コミーダ * 1 (昼食) - 定食(ライス、フライドチキン、サラダ) C20
ビール1リットル * 1 (夕食) C20
 

- 雑費 -

宿代 C50
たばこ (Belmont Lights) C12

更新地 : Managua ( Nicaragua )

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