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旅日記


2003年02月10(月)
サラエボ
晴れ
- ボスニア・ヘルツェゴビナ入国 -

 
 こんにちは。現在、2月11日の19時。ビール片手にこの日記を書いています。文章がおかしくても、それはビールのせい。気にしないでくださいね。

 さて、昨日(10日)の午後、バスでボスニア・ヘルツェゴビナに入国しました。ダイちゃん(アテネのユースホステルで出会い、ブルガリアのソフィアで再会し、それから同行している日本人)、コグ(ギリシャのテッサロニキで出会い、そこから同行している日本人)とともに朝の11時30分にベオグラードのバスセンターを出発し、起伏の激しい山中を8時間あまりバスに揺られた後、サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナの首都)のRS側、つまりセルビア側バスターミナルに19時頃到着しました。バスはおんぼろで、シートは穴だらけ、リクライニング機能も壊れていて、シートが倒れないといったものでしたが、このバスはなかなかのものでした。このバス路線の特筆すべき点は、車窓から見える景色が素晴らしいということでしょう。特に、山越えが終わり、窓からサラエボの夜景を眺めたとき、本当にそれは"はっと"するようなものでした。斜面に連なる家々が放つ光、ビルの窓からの明かり、街路灯の明かり…。本当に綺麗で、これが数年前に激戦地となった町とは到底信じられないようなものでした。バスを降りた後、吹雪のなか、見えない国境線(ボスニア・ヘルツェゴビナ内には、セルビア人が住むセルビア人共和国、通称RS、とクロアチア人、ムスリム人が住むボスニア・ヘルツェゴビナ連邦、通称FDという2つの地方政体がある。その境が、見えない国境線と呼ばれているらしい)を徒歩で渡り、その後トロリーバスにて旧市街を目指しました。30分ほどかかって旧市街に到着してみると、あてにしていたホテル紹介所は既に閉まっていますし、人通りもまばらで、少し寂れた雰囲気。コグが、1軒のペンションの情報をもっていたため、そこに移動し、宿泊することとしました。ペンションの名前は、"PRENOCISTE KONAK"。値段は1泊目が12ユーロ、2泊目以降が10ユーロ(最初は1泊15ユーロだった…。がんばって値切った)です。場所はのJEWISH MUSEUMやらNEW TEMPLE GALLERYの近辺です。Mula Mustafe Baseskije通りに面していますし、小さいながら看板も出ていますので、見つけやすいと思います。

 ところで、ボスニア・ヘルツェゴビナの入国についても書いておかなければいけません。ユーゴスラビアのベオグラードに滞在中、同じ宿に泊まっていた日本人から地球の歩き方やロンリープラネット(英語の旅行ガイドブック)を見せてもらい、ボスニアに関する情報を収集していましたが、「地球の歩き方」なんかには、"サラエボ市内の**は激戦地だったところなので、道の上以外は絶対に歩かないこと。地雷や爆発物の…"、"**地区は危険なので、絶対に立ち入らないこと"、"冒険気分と死は紙一重"なんていう表現が多発していますし、入国に関しても、様々な注意事項が多数書いてありました。しかし、実際、国境についてみると、「何てことなし」ってな感じでした。バス内では我々3人のみ、外国人ということで「荷物を開きなさい」とのの命令をがあったり、「詰所に来なさい」てこともありましたが、結局、審査官からは入国目的を訪ねられた程度で、笑顔で入国許可を出してくれました。

 ホテルにチェックインした後、近くのスーパーでビールやサラミを買い込み、小宴会の後、就寝しました。昨日はこんなとこでした。


- 本日の出費 -

レート : 1DIN(ディナール)=\2
レート : 1KM(マラカ)=\60
レート : 1E(ユーロ)=\125

- 移動費 -

From: To:
ベオグラード(旧ユーゴスラビア) サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ) バス 635DIN
RS側バスターミナル FD側旧市街 トロリーバス 1.2KM
 

- 飲食費 -

オムレツ (朝食) - 朝食つきのホテルだったので、無料 -
ビール500ml * 6 (夕食) 7.2KM(1.2 * 6)
サラミ (夕食) 1.4KM
ツナ缶 (夕食) 1.2KM
 

- 雑費 -

スレデッツ (たばこ) - ブルガリアで買いだめした
-
宿代 E12

更新地 : SARAJEVO ( BOSNIA & HERZEGOVINA)

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