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旅日記


2003年03月22日(土)
イスタンブール
晴れ
- 未だイスタンブール -


 3月22日、イスタンブールに到着してから20日間が過ぎました。未だイスタンブールから抜け出すことができません。様々なものが私の出発を邪魔しています。友人たちとの別れ…、戦争…、一人旅を再開することに対する不安…、寂しさ…、それにらも増して、自らの気分が盛り上がらないということが、沈没の一番の障害になっています。あり地獄に落ちてしまったかのようなこの感覚。穴の中では、特にじたばたと体を動かすこともなく、ただし心だけはいつも揺れ動いています。「春の風が自然とあり地獄のがけをなだらかにし、そしていつか穴が穴で無くなり、そこから自然と抜け出せたらな」なんて思うのです。今は、自分の気持ちに正直に、それに素直に従ってみたいと思います。

 そうそう、ついに戦争が始まりました。連夜の爆撃の様子は、ここイスタンブールでも放送されています。特にトルコにとってイラクは隣国であり、今回の戦争はこの国にとっても大変重要なものなのです。今回の戦争は、この国にとっては対岸の火事などではありません。この戦争を契機に、今後様々な問題が発生する可能性があります。「トルコとアメリカの関係悪化」、「クルド人独立運動の激化」、様々な観測がなされています。トルコの放送局では、24時間体制で報道特番が続けられています。さて、日本ではどういった形で、この戦争の様子が報道され、受け止められているのでしょう。日本にいない私としては、そんなことにとても興味があります。NYの世界貿易ビルテロの時は、カナダのトロントでその様子を注視していました。トロントでは地下鉄が止まり、学校や会社でも休校、休業が相次ぎました。テロが発生したという事実と、その時を身近に感じることが出来ました。そして、今回のイラク攻撃も、またも隣国のトルコで。いろいろなことを思い、考えます。

 残念ながら、今回の戦争も大きなものとなりそうです。「トルコ軍のイラク北部への進攻」、「イラクによるイスラエル攻撃の懸念」、「米軍によるイランへの爆弾投下」、「イランとイラクの関係」、「トルコとイラクの関係」、「シーア派とスンニー派」…。問題山積です。どうなるんだろうか。

 今日は、おしまい。


- 本日の出費 -

レート : 1TL(トルコ・リラ)=\0.00007
1,700,000TL=1US$

- 移動費 -

From: To:
 

- 飲食費 -

ビール * 2 (夕食) 1,900,000TL
自炊(ハンバーグ、ライス、サラダ) (夕食) 2,000,000TL
 

- 雑費 -

Marlboro LIGHTS (たばこ) 1,500,000TL
宿代 5US$

更新地 : ISTANBUL ( TURKEY )

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