旅日記


2001年8月2日
トロント
曇り

-ふう、活動的な一日-

今日は写真無し


 朝、9時半起床。シャワーを浴び、11時くらいまでだらだらしました。11時すぎ、今日の活動開始です。まず、近くの韓国系ファーストフード店に「ビビンバ」を食いに行きました。ビビンバ(この店では、BiBim Bopという)とコーヒー &キムチのお替りをしましたが、何故か定価より安い5ドルちょっとを請求されました。最近通っているからサービスかな? うれしかったので、韓国語のありがとう?(カムサムニダ)」を言ってから、店を後にしました。店の韓国系のおばちゃんがビックリしていたよ。「なんで、あいつ日本人のくせに韓国語が話せるんだ?」って顔して。まぁ、俺も知っているのは、「アニョハセヨ」と「カムサムニダ」だけなんだけどね。

 飯を食った後、行きつけの公園へ。タバコをすいながら、1時間ほどだらっとします。ふー風が気持ちいい。今日は曇り空ですが、時折太陽が顔を見せ、過ごしやすい1日になりそうです。

 さて、今日は、語学学校の申し込みに行くことにしました。昨晩、数校を比較検討した結果、いろんな意味でAbout、かつ授業料の安い、「Hansa Language School」に通うことにしました。ネットで知り合った「Hansa Language School」に通う方にメールで色々質問したところ、以下の点をこの学校の特色として、教えてくれました。ありがとう、ゆきちゃん!

・自分の好きな授業にいつでも変更可能
・休みをとっても、後ほど代わりの授業を受けることができる
・トロント一安いと言う噂!(決して安いだけでなく、講師もしっかりしている)
・金儲けに走っていない、非常に学生思いの学校

特に、「自分の好きな授業にいつでも変更可能」なんて、いいじゃないですか。

 学校に到着したのは、午後2時くらいでした。受付で順番を待っていると、一人の老紳士が近づいてきました。
「いかがいたしました?(英語)」
「はぁ、この学校に入りたいのですが…(英語)」
ラルフローレンのシャツを颯爽と着こなした彼に連れられて個室に入ると、以降の入学手続きはすんなり進みました。
「I'd like to take a class as early as possible.」
すると、入学日は来週の火曜日ということになりました。その後、コース(1日何時間?ってやつ)を選択し、クレジットカードで授業料を払い(1日4時間、1ヶ月で560ドル-日本円で、5万円弱)ました。
その後、老紳士は言いました。
「授業が、来週の火曜日からだから、今日、早速テストを受けていきなさい」
「えっ、今日ですか?」(まじかよ。勉強してくりゃ良かった)
そんなこんなでテストが始まりました。「む、難しい…」。さすが、本場の英語。英検4級の私では、歯も立ちません。4択の設問が計50問(だったでしょうか?よく覚えてないです)くらいのテストでしたが、終えるまでに30〜40分ほどかかってしまいました。全体の中で、正解と確信のもてるものは、2割くらいでしょうか? あとは、大学受験時に身に付けたテクニックを用いて、あてずっぽうです。テストの内容を簡単に解説します。

 問1 「以下の()内に適切な表現を、下記より選択せよ」
 20問? 文法の問題。過去完了とか、現在完了とかか? 10問くらい正解。

 問2 「以下の単語と同じ意味の熟語を、下記より選択せよ」
 20問? よくわからんかった。なんとなくで、11問くらい正解。

問3 「以下の文章を読み、下の問いに答えよ」
 5問? 木の移植(植樹?)についての論文。全く分からんかったが、なんとか3問くらい正解。

問4 「以下の文章を読み、下の問いに答えよ」
 5問? …さん(欧米では、著名な人?忘れた)の詩についての論文。全く分からんかったが、やっと3問くらい正解。

 見たこともないような単語、熟語がたくさん出てきて、かなりの難しさでした。結果は、正解率52%。中学校3年、高校3年、大学2年と英語を勉強しているのに、なんと情けない。

 採点は、老紳士自らが行ってくれました。結果に落胆している私に、「Goodだ!」を繰り返していました。うそつけっちゅうに!まぁ、あてずっぽうでこの結果。大学受験時の浪人経験がものをいいました。うん、こんなもんでしょう。なんとか、真ん中くらいのクラスには入れそうです。

 テスト終了後、学校の外に出て、日本人らしき人に話かけてみました。おぉ、なんと積極的な俺。
「すみません。今日、この学校に入学したんですが、いろいろ教えてもらえませんか?」
「はい、えぇですよ」
そう答えてくれたのが、大阪出身の「正道くん(19歳)」でした。いろいろ話を聞いているうち、
「これから飯食いに行くんですが、いっしょにいきません?」
というお誘い。ご一緒させてもらうことにしました。

 バーガーキングにて、男3人の昼食会が始まりました。メンバーは、「俺」、「まさみち」、「たく」。「たく」は、驚くことに、なんと14歳。中学校の夏休みを利用して、2ヶ月の語学学校留学だそうです。強いねー!14歳で単身カナダに来ているなんて。いろんな人がいるもんだ。ビックリマンチョコのレアアイテムなどなの話がでましたが、私は27歳、全くわかりません。なんとか、話を合わせました。たく曰く、
「27歳にはみえないですよね。20代前半でもいけますよ!」
「良かったら、来週の火曜日もご飯食べましょうよ!」
ですって。14歳に誘われている俺。なんか、うれしいけど、情けない…。今度、Hな話でも教えてやろうっと!

 昼食を食い終わった後は、まさみちに誘われて、台湾人のJoyさん(17歳)と3人でチャイナタウンへ。チャイナタウンを小一時間ぶらぶらした後、Sherbourne駅で地下鉄乗り放題のMetropassを買いました。このPassは、88ドル50セントで8月1日〜8月31日の1ヶ月間、トロント市内の地下鉄、路面電車、バスが乗り放題になるというものです。購入には、顔写真入りの会員証みたいなのがいるということで、3ドルくらい払ってこれも作成しました。このパスは、日本のように、購入日から1ヶ月有効と言うわけでなく、購入月の1日から最終日まで有効という変な(?)システムです。今日が2日だったため、購入したと言うわけです。

 パス購入後は、学校のあるEglintonまで戻り、まさみちとイタ飯屋に行きました。数日振りのビールを飲みながらピザを食い、その後、まさみちとバイバイした後、College駅のホテルに戻りました。

 はぁ、今日は疲れました。金もめっちゃ使ったし。火曜から学校…。学校では、27歳(今月中旬に28歳)の私は、最年長の部類に入るみたいです。ちょっと、憂鬱。若いエキスをすいとってやる!

 あっ、そうです。火曜日までに宿を探さなくてはいけません。ホームステイがいやなんで、市内にある大学学生寮のリストを、語学学校の老紳士からもらってきました。「契約はぜんぶ自分でしてくれ!」だって。英語で電話かけなきゃ。めんどくせー。その大学の学生でもないのに、学生寮なんて入れるのかよ。まぁ、いいやなんとかなるでしょ。いざとなったら、ユースホステルから、学校に通おうと思います。
更新地:トロント(カナダ)

前の日記へ 次の日記へ

トップページへ