旅日記


2001年8月4日
トロント
雨のち晴れ

-酒解禁-

酒屋の袋。
おしゃれでしょ。
酒屋の袋とは思えないでしょ。


 10時起床。外は雨が降っています。なんで、12時くらいまでは、自分の部屋で髪を切ったりしてだらだらしました(美容院の行き方が分からん)。さて、今日は家探しをしなければいけません。出発前に、辞書を引き引き、必要とされると思われる文を調べます。

「部屋を借りたい!」
「部屋を見せて!」
「2〜3日内に入居できますか?」

 12時過ぎ、雨が上がりました。まず、韓国ファーストフードで「しょうが焼き」を食い、その後、College駅から地下鉄に乗り込みました。行き先は、Spadina駅。乗り換えも含め、15分程度で到着しました。そして、ここからは歩きです。最初に目指すのは、「Tartu Residence」。ここは、1月の家賃が380ドル(日本円で3万程度)と、他のレジデンスに比べかなり安いため、話を聞いて気に行ったら、「即ここに決めよう」くらいの勢いで向かいました。

 Tartuに着いたのは、Spadina駅を出てから2〜3分ほど経ってからでした。うん、立地条件は最高です。建物内に入り、フロントに向かうと…。あれれ、誰もいません。「土日はお休みです」だって。残念。しかし、せっかくきたからには、少しでも情報を集めていきたいものです。建物前にちょっと”がらの悪そうな”人が3人くらいいたので(だぼだぼのズボンにバスケユニみたいの着ていたから…)、聞いてみました。
「あなたたちは、ここに住んでいますか?」
「Yeah!」
「ここの部屋は狭いですか?」
「そんなことないよ」
「汚いですか?」
「そんなこともないよ」
「ここの部屋を借りようと思っています」
「今日は休みだから、火曜日に来い!お前がきたら、パーティーをしようぜ!」
「あい!ありがとう」
だって。のんきな奴らだ。話が続かないので、「Thanks!」と言って別れました。

 次に向かった先は、「Massey College」です。なんで宿なのに、Collegeって名前がついているんだ?しかも、トロント大学(Toronto University-日本でいう、東大みたいなやつらしい)の敷地内にあるのになぜ? よくわからんですが、歩いて向かってみます。「Tertu」からは歩いて15分ほどでした。なんと、その宿は、何百年前に作られたんだ?って感じの、レンガ造りの建物でした。外壁には”つた”が絡まり、さながら立教大学の校舎のようです。入ってみると、またもや誰もいません。近くにいたおにいちゃんに聞いてみました。
「部屋を借りたいんですが…」
「おう、今日は休みだぜ。この近くに、トロント大学の学生用宿舎斡旋所があるから、そこでTryしてみな」
みたいなことを言われました。
「ここからだとp@「p@pに歩いて、p@「・:に出たら、左に曲がれ」
「Oh!、Left. I see. Thank you!」
ぜんぜん、聞き取れませんでしたが、適当に相槌をうって聞き流します。もちろん、斡旋所には行きませんでした。説明してもらったけど、行き方方わかんないし。その上、俺、トロント大学の学生じゃないし…。俺の英語聞けばわかるはずじゃん。こんな英語で、大学生なんてなれるわけないでしょ!

 今日は土曜。どこのResidenceも受付をやっていないようなので、今日の活動は終了することにしました。どうしよう。明日は日曜。さらに、月曜は、何の日か知りませんが、カナダでは休日です。火曜から語学学校なのに…。「ユースホステルから学校に通う」が現実的になってきました。

 帰り道、うんちがしたくなったので、「ST.GEORGE(もしくはBay)」駅付近の地下街にもぐりこみます。トイレを見つけて脱糞後、やった! 酒屋を発見しました。酒屋の名前は、「LCBO」。あぁ、この店は、酒屋だったのか.…。というのも、トロントの街を歩いていると、「LCBO」の袋を持った人に、かなりの頻度で出くわします。「GAPみたいな服やさんかなぁ。かなりに人気店なんだなぁ」くらいに思っていたら、なんと酒屋だったとは。トロントでは、酒屋が本当に少ない。コンビニにもビール売っていないし、スーパーやデパートにも売っていない。唯一、酒を売っているのが酒屋だけなのに、これまた酒屋が非常に少ない。酒屋を見つけたのは、今回がはじめてでした。早速中に入り、店員さんに聞いて見ます。
「カナダで人気のあるビールはどれ?」
「コロナだね」 え?コロナ?こんなのは、日本でも飲めるので要りません。
「2番目は?」
「ハイネケンだね」 これも日本でのめるので要りません。
「3番目は?」
「MOLSONだね」
おっ!初めて、聞いたこと無いのが出てきました。ということで、これを6缶買って帰りました。350ml缶が6缶で10ドル。高い!

 現在、夕方の5時。この日記は酒を飲みながら書いています。もう3本あけてしまいました。あぁ、ホテルの部屋で酒を飲むのは、
カナダに来て初めてです。最高です。たぶん、6缶飲み干してしまうでしょう。節約のために、今日は夕食抜きです。

更新地:トロント(カナダ)

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