旅日記


2001年9月20日(木)
トロント
曇り

-まゆが帰っちゃうよ!-

真ん中が「まゆ」。

 今日は、学校の授業終了後、まゆのお別れ会がありました。まゆは、今週末でHansa(語学学校の名前)を終え、日本に帰国します。彼女は、日本では東海大学の学生なので、帰国後は、直ちに学校に戻るそうです。

 1次会は、「St.Andrew」駅近くの「Peel Pub」というお店で。
 お別れ会開始当初は、日本人のみ6人だったのですが、途中でメキシコ人やらベネズエラ人やら、ポーランド人が合流して、計20人くらいになりました。大いに盛り上がりました。皆、寂しい気持ちを内に隠し、笑顔での楽しい宴会となりました。

 2次会は、南米系のクラブへ。ほぼ貸しきり状態でした。音楽がんがんで、皆踊りまくり。ここでは、南米勢の独壇場です。踊りがうまいうまい。俺は、ポーランド人の女の子と踊っていたけど、二人とも良くわかんないんで、おかしなところで回転したり、足がぶつかったり…。でも楽しかったです。

 正直言って、まゆの帰国は、とても寂しいです。なぜなら、彼女は俺の家にも遊びに来たりしていて、結構な頻度で遊んでいたから。「まゆ」は、天然ボケ系の楽しいキャラでした。何事にも素直で、育ちのよさを感じさせる女の子でした。ちょっとしたことでも真剣に悩み、懸命に解決しようとしていたあなたの姿勢を思い出します。俺も、表向きはHなおやじ(28歳)を演じていたかもしれないけど、一応、いろいろ感じていたよ。その素直さをいつまでも大切にね。

 いろんな人との別れがあるたびに、こんなことを思います。
 いろんな人との出会いがあって、そして、別れが有って。
 皆、別れることが分かっていながら、仲良くなって…。
 出会いと別れが繰り替えされて…。
 当たり前のことなんだけど、別れのたびにそれぞれが寂しさを感じて。

 皆、なぜ、必要以上に仲良くなってしまうんでしょう…。
 「別れのときに寂しさを感じるんだろうな」ってことは、出会ったときに分かりきったことなのに。

 そして、皆、しっかりと帰るところがあって…。

 帰るところがあるって言うのは、とてもうらやましいことです。彼氏(彼女)が待っていてくれたり、学校なり職場なり、自分を必要としてくれる場所が、戻った先にあるということは、本当に、本当にうらやましいことです。翻って、自分自身について考えてみます。職なし、彼女なし、俺の居場所はどこにあるのでしょう。

 今、ビール飲みながら、この日記書いています。今日はちょっと飲みすぎたかなって感じです。
更新地:トロント(カナダ)

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