旅日記


2001年10月29日(月)
トロント
晴れ

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喜怒哀楽
全てがあった一日
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今日は写真なし。

 あー、今日はいろいろありました。寝不足と疲れで少々しんどいんで、箇条書きします。


・むかつくハウスメイトに切れた

 朝4時に、ハウスメイトの電話の声で起こされた。こいつ(奴)は、コードレス電話を持ちながら、お風呂場(トイレ)、廊下で話しまくる大層むかつく奴です。しかも、毎晩12時くらいから朝方まで。カナダは市内通話が定額無制限なので、電話好きのこいつには、とっても好都合なのです。私の部屋はお風呂場の前にあります。なので、毎日こいつの声がうるさくて…。先週も奴の声で度々起こされました。奴ッたら、お風呂場(トイレ)にこもったまま、1時間くらいTELしてるんですよ!自分の部屋で話せっちゅうに!

 奴に対しては、以前からむかつくことが多々ありました。まず、挨拶をしない。俺が声をかけても、無視します。次に、トイレを流さない。おしっこしたら、しっぱなしです。最悪だったのは、トイレを詰まらせた挙句、自分で流そうともせず、垂れ流し状態にさせていた時。詰まる直前まで、おまえ、お風呂場(トイレ)で長々と電話してたじゃねえか、ばれてんだよ!。俺おしっこ我慢してて、お前が出たあとすぐ入ったんだよ!ばれてんだよ!。ちなみに、カナダのトイレはよく詰まります。俺も度々詰まらせますが(うんちじゃないよ。トイレットペーパー使いすぎで)、ちゃんと必殺器具(なんていうんだろう。あの棒の先にゴムの半球がついたもの)で直してから、トイレを後にするのに…。本当に、むかつく奴なのです。

 朝4時に奴の声で起こされた後、むかつきながらも再度就寝しました。そして3時間が過ぎ…。7時くらいだったでしょうか。また、俺の部屋の前の廊下から、奴の中国語が大きな声で聞こえてきました。もう、耐えられませんでした。切れました。とりあえず、むかつきすぎている今、英語で文句をいうのは危険です。なぜなら奴はカナダの大学に通っているから、俺なんかより、英語がかなりうまいのです。

 とりあえず、むかつきながらもタバコをすいに外にでました。5分ほど経った頃でしょうか。奴が家からでてきました。身支度も整っていたので、これから学校にいくのでしょう。

「Hey guy! I wanna talk to you right now!」
一度は無視されました。
もう一度呼びかけて見ます。
奴は怪訝そうに振り返り、俺に聞き返しました。
「Why?」
ここからは、どんな風に言ったか自分でも混乱気味です。
「おまえのTELにむかついていること」、「お前はうるせーということ」、「お前のTELのせいで、今日は2度もおこされたこと」、「人の迷惑も考えろ!」、「お前はFackinだ」…。俺のみが文句を言って…、30秒くらいの間だったでしょうか。その間、奴は一言も発しませんでした。一通りの文句が終わると、奴は「時間がない。急いでいる」と言って、その場を去りました。奴の「Sorry」が聞けると思っていた私は、奴の態度に一層腹を立てました。部屋に戻った後、奴あてに置手紙を書きました。タイトルは「マイ・リクエスト」。ちょっと皮肉っぽく書き上げ、奴の部屋のドアにはさんで置きました。あーこんなにむかついたのは、カナダに来てから初めてです。


・語学学校に復活(3度目の入学)した

 午後10時、寝不足&胸くそ悪いまま、家を出発。学校で入学申請しました。といっても、校長と顔なじみになっているので、入学テストもないし、楽なもんなのですけどね。また、Hansa(学校の名前)だよ、俺。ちなみに…、このHansaという学校は、トロント一、授業料が安い学校として有名です。1日3時間で1ヶ月通って、400ドル(3万円ちょっと)というお値段です。安いかわりに、「あまりよくない」っていう評判もあるけれども。


・ワーホリビザの延長申請用紙を取りに行ってきた

 「Education Prime」とかいう留学センターみたいなところに用紙があるとの噂を聞きつけ、無事入手してきました。カウンセラー(っていうのか?)の人がやけに親切で、「ココで書いていきなさい」、「なにか困っていることはない?」、「また困ったことがあったら来て」なんて、声をかけてきます。「いろいろ質問したりすると、お金取られるんですか?」なんて聞いてみたら、変な顔されて、「もちろんただです」なんて言われちまいました。28歳らしくない、なんて素直な俺。「なんで無料なんだろう?」と妙に勘ぐってみたりして。ちょっと、ビジネスのからくりを調べてみたい。メインの売上はなんなんだろう?あやしいね。そうそう、このセンターは、Eglintonのマックの上(2階)にあって、日本語も通じるよ。っていうか、来ている人もカウンセラーみたいな人も、全員日本人だったような気がする…。


・SIN(Social Insurance Number)カードが届いた

 帰宅したところ、待望のSINカードが到着していました。カードの裏にサインしなきゃいけないんだけど、漢字がいいのか、英語がいいのか悩んだ。ハウスメイトの中国人、ワンさん(上の”奴”とはもちろん違う)に聞いてみたところ、「もちろん、日本語で書け」とのこと。いいのか?日本語(漢字)で。カナダ人読めないぞ?。不安なんで、結局まだ書いていません。


・大学のゼミの教授が亡くなったとの知らせが届いた

 これが一番びっくりというか、もちろん悲しく、私をがっかりさせた知らせでした。この知らせは、本HPの掲示板から知ったもの。カナダにいることもあり、お通夜に参加できなかったのが、とても残念です。この教授は、「商品学」という学問の道では、なかなかの大家です。Yahoo Japanで”吉田富義”と入力後、検索してみてください。結構、出てくるでしょ。私の通った専修大学でも2〜3本の指に入る著名教授と言ってよいでしょう。ゼミに入るのもなかなかきつかった覚えがあります。論文書いて、面接受けて…。入ゼミ後は、徹夜もたくさんして、学部で1、2を争う優秀ゼミだったと自負しています。このゼミで勉強できたことは、現在、大きな糧になっています。先生の学問に対する厳しさや、人間的なやさしさを思い出します。私が、筆まめの広告で「PC Fan」だったか「日経クリック」だったかに載ったとき、持参した雑誌を見て、大変喜んでくれましたね。覚えています。昨年でしたか、いや、一昨年前でしたでしょうか、赤のBMWを購入されて、「まだまだ若いなぁ」なんて感じたことが本当にこの前のようです。日本に帰国したら、横浜のお宅を訪問して、お線香を上げたいと思っています。先生のご冥福を心よりお祈りいたします。
更新地:トロント(カナダ)

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