旅日記


2001年12月5日(水)
トロント
晴れ

-「分解と映画」-
↑響きが、「戦争と平和(トルストイ著)」
みたいでかっこいいよね
今日は写真なし

 皆様、こんちには。約1週間ぶりの旅日記更新です。

 さて、先週中ごろから、忙しい日々が続いていたため、なかなか更新できなかったというわけです。そんなわけで、先週中ごろから今日までの出来事をさくさくっとまとめてみましょう。

 まず、一番目にパソコンが壊れた件。これは結論から言うと、「祝!無事に復活」しました。ただし、パソコン本体に少し目立つ傷と、キーボードにゆがみが残ってしまいました。どうやって直したかって?、そうですね。お話しましょう。前の日記にも書いたとおり、私のVAIO君の上に、ある友人がビールをこぼれてしまったため、彼は、全くもって起動しなくなってしまったのです。パソコンの電源を入れても、「ピピッ」という音の後、何分待っても画面は真っ黒のままでした。一晩、自然乾燥させた後、再度パソコンの起動を試みると、なんとか、BIOS(パソコンの大元にあるソフトウェアのこと)の起動まではたどり着くようになったのですが…。BIOSメニューが表示された後、Windows起動のために、キーボードのキーを押しても、なんの反応も無い状態になってしまう有様でした。多分、キーボード自体か、キーボードと本体の接続部が”いかれて”しまったなと推測した私は、分解&清掃を決意したのでした。

 とりあえず、マイナスドライバー片手に、分解を開始しました。VAIOの分解については、詳しく述べられたホームページがあったのですが、その時点ではパソコンさえ起動しないため、これも参考にできませんでした。というわけで、自己流で分解を試みました。まずは、キーボードをはずして…と考えたのですが、これがなかなか外れません。なかなか外れないキーボードを、ドライバーで無理にはずそうとしたため、この時点で、本体にいくつかの傷とキーボードにゆがみが発生してしまいました。今思うと、このとき、もう少し慎重に作業していればと思うのですが、当時は、「一度は死んだパソコン、いい加減でいいや!」なんて気持ちも少しあり、強引に作業を進めていたのでした。苦労すること30分後、キーボードは無事に外れました。なーんだ、パソコン裏側のねじを一個はずすだけで、簡単に取れたんじゃん。このネジを外さず、無理やりキーボードをドライバーでこじ開けていた私って…。あぁ、なんておばかさん。キーボードの裏側を見てみると、あぁ、恐ろしい。ねばっとした半乾きのビールがたっぷりついていたのでした。キーボードと、その接続部を清掃して、ついで、本体の分解と清掃を進めたのでした。本体は簡単に分解できました。裏ぶたを「パカッ」あけると、数個のばねが「ビヨヨーン」っと。うそです。簡単に分解、清掃が完了しました。

 私は、子供のころから、機械物の分解が大好きでした。これまで、何を分解したでしょうか? TV、ウォークマン、ファミコン、カメラ、時計、ひげ剃り、MD、CD…。壊れてしまったものもいくつかありますが、おおむね、分解、そして組み立ては、うまくいった記憶があります。何のために、分解するのか。それはよくわかりません。。どうしても、分解してみたいのです。分解して、内側の構造を知りたいのです。って、変な俺ですね。そうそう、上記の中で、何が難しいって、それは、ネジまき時計、ウォークマン系です。組み立て時、電気式のものより、機械式のほうが、数段難しいんです。ここでいう、電気式と機械式の違いは、たとえるなら、前者が電池式の腕時計、後者がネジまき式の腕時計と捕らえてくださればいいのではないかと思います。腕時計やウォークマンは、ちっちゃなバネやら、輪ゴムみたいなやつの、取り付け方が面倒くさいのです。親父のウォークマンをこっそり分解、しかし組み立てられなくて、こっぴどくしかられた覚えがあります。
100円ライター分解したことがある方ならわかると思います。石(火花の発生源の石)の下に入れるバネって、やっかいでしょ。
1.バネ入れて… ← ここは、簡単
2.その上に、棒状の石を乗っけて… ← ここは、少し面倒(バランスが大事)
3.その上に、火花を出すドラムみたいな(回転するやつ)を乗っけて… ← ここは、難易度D(なんのこっちゃ。かなり、難しいってこと)
4.ぱちんとはめる ← ここも、なかなか面倒
まぁ、分解歴については、これくらいで。なんでしたっけ。ああ、パソコンの話。まぁ、分解、清掃して、一昼夜乾燥させたら、無事起動するようになったって、わけです。

 あと、ここ一週間の出来事っていえば、そうそう、映画を2つ見ました。「MONSTERS INC.」と「BEHIND ENEMY LINE」ってやつ。いずれも、ハリーポッターに告ぐ、大ヒット中ってことで見に行きました。

 モンスターのほうは、同じアパートにすんでいる日本人の女の子「かおり」ちゃんと、コリアンの女の子「キョンミー」と一緒に見に行ったんだけれども、これはお勧め。面白かったです。英語も簡単。ストーリーも簡単。でも、最後にはほろっとさせて。泣いてしまいました。個人的には、ハリーポッターよりお勧めなんで、ぜひ見てみてください。一方、ビハインドのほうは、一人で見に行ったんだけれども、まぁまぁってところ。戦闘シーンなんかは迫力ありでよかったんだけれども、ストーリーが今ひとつ。「おいおい、それはおかしいだろ!」って突っ込みポイントがいくつもありました。まぁ、UN(国連)対セルビア人って感じの戦争ものなんで、こういうのが好きな人は、見てみてください。

 そうそう、先週は、TVでマトリックスをやっていたんで、ビデオ録画までして見てしまいました。マトリックス、見たことなかったんだけれども、変な映画でおもしろかったです。有名なあのシーン(のけぞり)も笑えたし。ジェットリー主演の「The One」とのつながりも、ちょっとは理解できたよ。

 ところで、私の住んでいるところ(地下鉄「シェパード」と「ノースヨークセンター」の間)は、映画フリークにはたまらない場所です。歩いて10分程度の距離に、10スクリーンを持つ映画館が2つあります。それぞれ系列が異なっているので、話題作のほとんどは、見ることができます。しかも、火曜日は激安(日本円で500円程度)なんで、見放題です。さらに、いずれの映画観もガラガラなんで、いい席に座れます。日本では、半年に一本くらいしか映画を見なかった私も、このごろは1週間1本ペースです。まぁ、楽しみながら、しかも英語の勉強にもなるんで、最高です。

 あぁ、長々書いたら、つかれたよ。最後に。先週末で、語学学校の契約が切れました。とりあえず、1週間くらいはだらっとして、来週から、「仕事探し」OR「再度、語学学校にかよう」OR「音楽学校に行く」なんかをはじめる予定です。

 こんなとこ。
更新地:トロント(カナダ)

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