旅日記


2001年12月10日(月)
トロント
曇り

-「ミュージックスクールと図書館に行ってきた」-

載せるのがないんで、
図書館のカードを。
名前部分は消してあります。
あしからず。

 「今日は、久しぶりに早起きしました」っていっても、昼の1時なんだけれども…。最近は、学校もないため(契約が切れた)、朝の6時くらいに寝て、夕方起きるっていうパターンの毎日だったのですが、今日は約束があったため、こんな時間に起床。あぁ、寝不足で吐きそうです。

 昨晩、韓国人のキョンミーとルイス(2人は、私の近所に2人で暮らしています)から、「おじさん! You are so lazy! Tomorrow, You got to go to the library with us!」なんて言われて、英語勉強のため、今日は、3人で近くの図書館に行く羽目になってしまいました。しかし、「おじさん」はねーだろう。まぁ、彼女らよりは7〜8歳くらい上だけれども…。そうそう、韓国では、20歳代前半と、20歳代後半が一緒に遊ぶなんてことは、あまり無いらしい。俺(28歳)なんかは、大策っていう18歳の日本人なんかとよく遊んでいるのだけれども、こんなのは、韓国ではありえない話らしい。
「ジェネレーションギャップは感じないのか?」
「10歳も離れている子と遊んでいて、楽しいのか?」
とか、しつこく聞かれてしまった。個人的には、「特に何も感じないねぇ…」ってところか。日本では、別に珍しくもないよねぇ。こんなの。

 さて、1時に起床して、シャワーを浴びた後、部屋で待機すること数十分。時計の針は、2時半くらいをさしていたでしょうか。
「あれ、確か昨晩、彼女らは、「2時くらいに向かえに行くね!」って言ってたよなぁ。何やってんだよ」
さらに待つのも”かったるい”ので、彼女らの部屋へと向かいました。部屋の前に着いて、早速ノックしてみましたが、返事が帰ってきません。
「ドンドンドン!」
今度は、少し強めにノックしてみました。あれれ〜。出てきたよ。寝ぼけ眼のキョンミーが。部屋の中を覗き込むと、ルイスも寝ているし…。はぁ、そんなことで、今日の3人での図書館行きは、中止になりました。

 せっかく1時におきたのに、何もしないのももったいないです。なので、一人で図書館に行くことにしました。ついでに、ミュージックスクールにも探りを入れてこようかと思い、自宅を後にしました。目指す最寄の図書館は、「North York Central Library」。トロント市内には、市営の図書館が、なんと98箇所もあるのだけれど、ここは、市内で2番目に大きなところで、家からは、歩いて15分ほどの所にあります(一番大きなところは、ダウンタウンにある「Toronto Reference Library」)。目指すミュージックスクールも、図書館近く。実は、ヤマハ音楽教室カナダ支店なんだけれども…。やるもんだ、ヤマハ音楽教室。カナダにまで進出しているとは…。

 まずは、家から図書館までの道中にある、ヤマハ音楽教室に向かいました。日本だと、ヤマハ音楽教室って、さまざまな町にあるよね。しかし、カナダでは、トロントにしか、しかも、ここにしかないらしいです。YAMAHA音楽教室に行こうと思った理由は、
1.家から近い(これが一番でかい理由)
2.日本語が通じそう
3.馴染み深い

 スクール選択以前に、そもそも、なぜ音楽教室に? 実は、以前、タイなんかを旅行したときも、街にいる引き語りやろうとも仲良くなれるし、もっとギターうまくなりたいなぁなんて思っていたのです。歌や楽器って、言葉が通じなくても、現地の人と一緒に楽しめるよね。旅行者にとって、これって必須。だからなのさ。

 音楽教室は、YAMAHAビルの10階にありました。受付の東洋系のきれいなお姉さんに、いろいろ聞いてみました。内容を軽く。
(俺)いくつか質問があるのですが、今、いいっすか?
(彼女)はい
(俺)私は、日本からの旅行者で、承知のとおり、英語がへたくそです。こんな、私でも、レッスン取れますか?
(彼女)もちろんよ
(俺)ギターコースはありますか?
(彼女)エレキとアコースティックがあるわよ
(俺)アコースティックは、クラシックですか?、ポピュラーですか?
(彼女)トータルレッスンよ
(俺)アコースティックを学びたいのですが、コース表とか、料金表を見せてください
(彼女)はい

※(俺)のところは、全部めちゃめちゃな英語。(彼女)のところはもちろんきれいな英語。

こんな感じで、話していくうち、なんとか、レッスンの概要がわかりました。どうやら、1ヶ月、2ヶ月なんて短期コースは無く、みな、2年とかのコースに所属しているらしいのです。しかも、ほとんどのクラスはすでに始まっていて、アダルト(大人)の新クラス開始は、来年の4月から。10歳〜15歳の新クラスが1月から始まるてことらしいです。ということは、仮に、俺が1月から入学するとなれば、10歳〜15歳のクラスに放り込まれるか、既存の大人クラスに途中参加する形になるわけです。

 ところで、受付の彼女の名前は、フォンテーンと言いました。彼女は、その後も私のリクエストを多く受け入れてくれ、以下の点を検討した後、折り返し、私に連絡をくれるということになりました。
「体験授業(フリーレッスン)を受けさせてください→可能か否か、講師と検討します」
「レッスンごとか、月ごとに、料金を支払いたいです→可能か否か、学校のお偉いさんと検討します」
「子供クラスは、少し恥ずかしいので、大人クラスのグループレッスンに参加したいです→可能か否か、講師と検討します」
そんな感じで、私のメールアドレスを伝えた後(私は電話を持っていないのだ。仮に電話を持っていたとしても、英語では意思の疎通が不可能だと思われる。あぁ、なさけない俺)、音楽教室を後にしたのでした。あー、途中参加とか、大丈夫でしょうか。ローポジションコードしかひけない私が、ついていけるのか、非常に不安です。

そうそう、最後に聞いてみました。
(俺)YAMAHAは日本の会社ですよね。日本語話せる人って、ここには、結構いたりしますか?
(フォンテーン)一人もいません
ありゃりゃりゃ。全部英語かぁ。大丈夫かなぁ。俺。

 YAMAHAのあとは、図書館に向かいました。2時間くらい日本語の小説を読み、その後、ついでなんで、図書館の会員になっておきました。費用はもちろん無料です。ここでも、素敵な出会いがありました。図書館の受付担当のお姉さんに、
「旅行者なんですが、会員になれますか?」
なんて聞いていたところ、
「あらー、日本人なの!私の妹が、神戸で英語教師やってるわよ!」なんて話が始まり、10分ほど、お話しました。彼女は、「家に日本語の本があるから、よかったら、もって来てあげるわよ」なんて、なかなかやさしい人です。次回ここに来たときは、また話し掛けてみようっと。

 あーつかれた。こんなとこだぷー。

更新地:トロント(カナダ)

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