旅日記


2002年1月2日(水)
トロント
晴れ

【特別ゲスト かおり編】
-涙と笑いの三時間-
めがねが、でかく見えすぎ!
寝るな寝るな!

巷で噂のロード・オブ・ザ・リングを見てきました。
新年、2日目。
何か他にやることが無いのかと、われながら思っちゃったりもするけれど、結局何にもなかったので、映画でも見るかという話になった。
当初の人数は私(かおり)と大策君とシュウの3人。しかし、ここは宏君も誘わなくては始まらないだろうってことで、無理やり宏君も連行してロード・オブ・ザ・リングを見に行くことにする。
同居人のコリアンの二人に「とにかく良い!!!」「ハリー・ポッターより全然面白い!!!」との話を聞き、かなりやる気満々で映画館へ向かった我々。
映画館の中は、こっちにしてはかなりの満員(それでも40%くらいの満席率)。
普段こっちで映画を見に行くと殆ど貸切状態なだけに、これにはかなり期待度満点です。
唯一つの心配は、(子供向け)ハリー・ポッターが理解できなかった私に、(大人向け)ロード・オブ・ザ・リングが果たして理解できるか、ってことなのだけれども、これはまあ、同居人のコリアンの二人の「ストーリーは分かるから大丈夫!!」って言葉を信じて、とりあえずストーリーを追うことに努力をしてみることにする。

期待満点で、映画が始まった。
美しい、幻想的な映像…。
そして……、
 
…………………………………なんじゃこりゃあっ!!!(松田勇作ではない。←古い…)

「%$#○△&□・・・・・???」
ブリティッシュ・イングリッシュなのか、オールド・イングリッシュなのか、何なのか……。
えらくもったいぶったねばねばした言語が私の耳に流れてくる。
所々聞こえてくる言葉は、どうやら、英語である……。

かと思ったら、いきなり今度は英語の字幕が現れる………。(ってことは、今しゃべっているのは英語じゃないんだな)
と思ったら、字幕が消える。(こ、今度は英語か??……こ、………これは英語なのか???????)

「□&%○$#△・・・・・・・・」
だんだん遠くを見つめ始める私の目………。
ついに言葉に耳を傾けることを放棄する……。うふふ。なんて開放感………。うはははははは、宇宙語だって、今の私にはへっちゃらよ〜ん。ららら〜。
そして、ついに私は新しい(ちょっぴり危険な)遊びを思いついたのである!!
それは、つまり、「突っ込み」。話を勝ってに想像するにも、三時間の大作は長過ぎで、だんだんしなびた脳みそは飽和状態になってくる。これでは、払った7ドル50セントが勿体無い! ので、ちょっぴりスパイスを効かせるためにも、とにかく端から「突っ込みまくる」!!
映画開始から2時間と少し。
ポスターにもなっている例の映像が現われた。
大きな河の向こうに、なにやら神殿が現われて、そこに向かって小船を進めているあの映像である。
ポスターで見る限り、とても美しく、幻想的な映像。その神殿はなにやら私達に、神秘的で、平穏な雰囲気を感じさせてくれる。
近づいてくる神殿。ほっとしたような、焦がれるような、登場人物の表情……。
そして……、なぜじゃあ!!!!!なんで、そこにある銅像が「御控えなすって」のポーズをしているかぁ(しかも、2人!!)!!!!
…………(涙)。
いいけどね、いいけどね、他に楽しみが無いから、キツく突っ込んでごめんやけどね……。それにしたって、何で「御控えなすって」のポーズで銅像が迎えてくれるのか…、私の理解を軽く超えました……。

そして、迎えるエンディング………。
そりゃあ、もう、綺麗さっぱり、意味不明!!!!!!もちろんっ!!!!!

映像はとても綺麗でした。
そして、金髪(染め金やけど…)のエルフのおにいさんは、とにかくめちゃめちゃ格好良かった。(彼が矢を番える勇姿は美しかった……。うっとり)主人公もキュートで良し!!
話も、多分……、良いハズ……。

って、この旅日記を見て「ロード・オブ・ザ・リング」を見たくなる人がいるのか微妙なんですが……(いないだろうな)、面白かったですよ!!!!(説得力0…)
日本語で見れる人は行ってみてもいいかも…。と、控えめに薦めさせていただきマス。
だって、話が(私には)よく分かんなかったんだもん…。
更新地:トロント(カナダ)

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