旅日記 |
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2002年1月18日(金) トロント 晴れ - カナダにて初運転 - |
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またまた、一週間ぶりの更新。あーもっと更新しなきゃと思いながらも、毎日だらだらとしています。 さて、今日はレンタカーを借りて、いろいろなところに行ってきました。疲れた一日だった…。まずは、レンタカーを借りた経緯からお話しなければなりませんね。 本日、かおり(日本で英語を教えるため、英語教師養成の学校に通っている23歳の日本人の女の子。近所に住んでいます)の友達が日本からやってきます。うーん、かおりの友達をどこかに連れて行ってあげなきゃね。シュウ(ヨーク大学に通う21歳?の台湾人。英語ペラペラ)、かおり、俺の3人は考えたのでした。 「そうだ、土曜日に、車でナイアガラに連れて行ってあげよう!」 「そういえば、ひろしが車運転できるよ。国際運転免許も持っているし…」 「ついでに、今日車借りて、空港まで、彼女を迎えに行ってあげよう!」 そんなこんなで、本日レンタカーを借り、明日、明後日と遊びまくることになったのでした。 夕方5時、インターネットで探した、家近くのレンタカー屋へと、早速向かいました。お店の名前は「National」。AvisやBudgetなんかと並んで、結構大手の会社らしいです。店に入ると、 「すんません、ミニバンを2日間借りたいのですが…」 「今から借りれますか?」 ここは、一番英語の達者なシュウにまかせます。シュウは高校、大学と6年?くらいカナダにいるので、英語は何の問題もなし。シュウが店員と話しているのを横目に、私はパスポート、国際免許証、クレジットカードを用意するのでした。値段は2日で190ドルくらい(もちろん、保険はMAX)だったでしょうか。 「車はあれになるよ。ガソリン満タンにして、日曜の夜、返しにきて。店が閉まっていると思うから、かってに車置いて、キーケースにキーを入れてってくれ」 とのこと。 え〜? 日本だと、傷のチェックやらいろいろあるのに…。なんともいい加減。やっぱりカナダだ。 借りた車は、6人乗りの「ダッジ Caravan Sprts」(ちなみに、ダッジはダイムラークライスラーのブランドの一つです)。横幅が199cm(2m)もある、かなりの大型車です。「うわ!でけーよ!こんなん運転できるかなぁ」 トヨタのカローラが横幅170cm弱。それより30cmもでかいんですよ。大丈夫かな俺。 一度家に帰ろうということで、Sheppard aveを西に向け、早速運転を開始しました。 「おぉ、幅がでかいでかい。右車線走らないといけないし…。ウィンカーのレバーはハンドルに左にあるのか…。なかなかむずいよ」 注意しながら進みます。 「シュウ、家へはここから行けばいいんだよね?」 「そうだよ」 「ブーン…」 「うわミスった!通り過ぎちった!次の交差点で左折するよ」 「OK」 赤信号で一時停止し、信号が青に変わり…、対向車も全て過ぎ去りました。そして、何気な〜く左折したのでした。 「ププー!」…。周りの車から…。 「キャ〜!」…。車内から…(かおりの声)。 「ファック!」…。車内から…(シュウの声)。 何気なく左車線に突っ込んでいた俺がいました。 「ププ〜!!」 あれれ? なんで俺の目の前に車がいるの? 「ひろし、右右!右にいけって!」 「あぁ、そうだ、右側通行だった…んだ」 俺ってカッコイイ。周りの奴は「あいつ、左車線走ろうとするなんて、きっとイギリス帰りなんだなぁ」なんて思っていることでしょう。グレートブリテン。かっこよすぎるぜ。グレートブリテン?イングランドって言うのか?よく分からんが、なんかカッコイイ。 まぁ、いいや。そんなハプニングの後、一度家に帰り、その後トロント国際空港を目指したのでした。空港までは、高速を使って1時間ほど。おぉ、カナダで高速を運転するのも、もちろん初めてです。制限スピードが良く分からんが、多分時速100Kmくらいで走っていれば大丈夫なんでしょう。シュウのナビで、空港を目指しました。 「ひろし、ここ右!」(そんな、急に言うな!) 「次、左! いや、右」(左!おいっす。 え!右なんかい! ライトとレフト間違えるな! シュウ!) 「右〜!右〜! あぁ、通り過ぎた…」(左車線走ってるんだから、右なんか行けるわけね〜だろ!) 「なんで、お前はみんなに追い越されていくんだ…」(安全運転してるんだよ!カナダで、はじめての運転なんだよ!) 「なんで、後ろ窓のワイパーが動いているんだ? お前はアホか」(ライトのスイッチがどこか分からなかったんだよ!) うるせ〜シュウ! じゃぁ、お前が運転してみろ! 初めての車に、初めての道路…。本当に参りました。あと、カナダは車線多すぎ。ちょっとした道路なら、片側4車線とかあるんです。 空港に着いたのは、家をでて1時間半が過ぎてからでした。30分の遅刻です。かおりの友達(以下、ゆきこちゃん)待ってるかなぁ。かおりとシュウを空港の到着ゲートにおろして、私は、空港内を車でぐるぐると回り始めました。なぜって? それはね「駐車場を使わない作戦実行中」だから。 「空港内の適当な場所に車を止め、警察がきたら車を発進させる」 これを繰り返して、空港前の2Kmほどの周回道路を10周以上したころだったでしょうか。やっと、シュウ、かおり、ゆきこがやってきたのでした。 「こんにちは。運転手のひろしって言います。カナダでの運転は今日が初めてです。車の運転自体も半年振りです」 「こんにちは。ゆきこです。よろしく」 といいいながら、彼女の笑顔が引きつっているのを見逃しませんでした。そうだよね。びびるよね。こんな俺の運転する車乗りたくないよね。彼女を乗せた後は、すぐに、ダウンタウンにある彼女のホテルに直行しました。彼女のホテルに着いたあと、彼女とともに、かおりもおろし、シュウと男二人、「さて、帰るか〜」なんて話していたところでした。 「ひろし、車もあることだし、カジノに行かないか?」 「え?、今、夜の9時だけど、これから? 近いの?」 「カジノは24時間やっているから、時間は心配ない。距離は…、そんな遠くないよ」 「遠くなかったら、いいよ。いこうぜ。何分くらいかかるかなぁ…」 「Actually…」(でた、シュウ得意のアクチュアリーが) 「Actually,高速使って、2時間くらい…」 「あほか! カジノ付いたら夜の11時。明日はナイアガラに行こうとしているのに…あほか、お前は!」 「いいじゃん、いこうぜ〜」 結局、押し切られました。そんなこんなで、2時間半くらいかけて、HAMILTON?にあるカジノへ…。 カジノも初体験です。ジーンズにスニーカーで入れるのかなぁなんて心配していましたが、何の問題もなし。ほら、北米のカジノって、男は黒のタキシードみたいな奴着て、女はドレスみたいなの着て…みたいなイメージあるでしょ。なんてことない。入り口の年齢チェックがちょっと厳しいくらい(パスポートをなめるように、何度も何度も見られた。定評ある日本のパスポートでも、こんな厳しいことに、ちょっとびっくり)で、何の問題もなく入れたのでした。カジノ内でもいろいろありましたが、はしょります。俺は、スロットルマシーンで30ドルまけました。シュウはブラックジャックで380ドル勝ちました。カジノ内のゲーム、特にカードゲームは、日本のパチンコなんかと違って、ディーラーや他の客との駆け引きみたいなのがカギなのかな。いろんなルールもあるみたいだし、初心者はあまり積極的に金を使わない方がいいかも。初めて行ったカジノで、2,000ドル負けたなんていう友達もいたからね。遊ぶなら、100ドルくらいが適当かな。カジノ内はフリードリンクだし、入場に金がかかるわけでもないし…、なかなかいいところだ。 結局、朝の4時くらいまで遊んだ後、帰宅です。カジノのレストランでシュウにステーキをおごってもらい、2時間くらいかけて帰宅しました。家に着いたのは、朝の6時。最高に疲れた1日でした。 ですが…今日はナイアガラに行くため、10時には起きないといけません。今、朝の8時なんで、2時間しか寝れません。寝ます。おやすみ。 |
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更新地:トロント(カナダ) | ||
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