旅日記


2002年3月2日(土)
トロント
曇り
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スキー&スノボに行ってきました
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ナイトスキー

ゆかとかおり(車内にて)

 今日は、シュウ、かおり、ゆか、俺の4人で、オンタリオ州の北部(トロントの北)にあるBlue Mountainというスキー場にいってきました。スキー場までは高速道路を使って片道2時間程度の距離。バスで行くか迷いましたが、結局レンタカー(Ford Focus)で行くことに…。あぁ、また俺の運転だよ。結構疲れるってのに〜。みな、「車のほうが時間も融通利くし、値段も安いしね〜」なんていいやがって…。

 ゆかと8時半くらいに起床し、シュウ、かおりを訪ねると…。やっぱり寝ていやがったよ。昨晩、シュウに「8時半起床厳守!」って伝えたはずなのに。英語がしっかり伝わっていなかったか?いや、そんなことはないはず。シュウ、かおりはただ単に寝坊しただけでした。しかも、かおりは風邪気味で、体調最悪って表情でした。結局家を出たのは10時過ぎくらいだったでしょうか。

 トロントからは、ハイウェイ401→ハイウェイ400→国道26(途中で道を間違えたので、実際は401→400→22→26)といったオーソドックスなルートでスキー場を目指しました。途中、北海道を思わせる雄大な景色を眺めながら、現地には午後1時くらいに到着しました。到着してみると、BlueMountainが意外に大きなスキー場であることがわかりました。リフト数20基程度、スキー場への入り口も数箇所あります。スキー&スノボのレンタルオフィスを探しながら、スキー場の周囲を車でぐるぐる回り…。そして、すべりはじめたのは、午後2時過ぎでした。そうそう、スキーをレンタルする際に感じたことは、昨今のスキー板の変貌について。実は筆者の場合、スキー場に赴いたのは約7年ぶりでした。小学生から高校生くらいまでは年に数十回程度スキー場に行き、がんがん滑っていたのだけれども…、大学生になってからはさっぱり。大学1年生の時に2回くらい行った後、まったく行かなくなってしまったのでした。スキー場って寒いしね〜。当時持っていたスキーの長さが185cm。なのに、今回借りたスキーは158cm。いわゆるカービングスキーってやつらしいのです。長いスキーなんてはいている人もほとんどいないし、レンタルもしていないみたいです。びっくりだよ、こんな短いスキー。自分の身長よりもスキー板のほうが短いってのが信じられませんでした。こんな板でスピード出して安定するのかなぁなんて少し不安になりました。

 さて、今回のメンバーのうち、過去にスキー&スノーボードの経験がまったくないのが由香。彼女はスキー場に来たのも初めてだって話。さらに、スキー1回だけというのがシュウ。かおり&俺は、過去にスキー&ちょっとのスノボ経験ありってことでした。まずは、由香とシュウがスノーボードをはき、1時間のスクールに参加しました。かおりは、数年ぶりということで、スキーを履き、やはりスクールへ。俺は、雪国生まれなんでなんとかなるだろう(変な理由…)と、直接リフトへ。とりあえず、初心者コースから滑り始めました。おお、久しぶりのスキー!。しかし、なんてことはありませんでした。人間ってすごいねぇ。体で覚えていることって数年経っても忘れないもの。適当に滑れちゃうよ。さすがおれ。さて、そんなのはいいです。まずは、自分の滑り具合を確認した後(新潟生まれなのに下手だったらかっこ悪いでしょ。小学校はスキーで通った(実話)なんて話していたのに、下手だったらかっこ悪いでしょ。なんで、まずは自分の確認)、連れの皆を冷やかし向かいました。山ろくまで下った後、シュウ&由香のスノーボード教室へ。
「へっへ〜、転びまくっている2人ぐみがいるよ!」
2人の様子を見ると、もうひどい有様。2〜3m進むごとに一回、転び…って感じでした。
「由香、インストラクターの話聞いてる?」
「英語が早くて、ぜんぜんわかんないよ…」
あらら、こんなことで彼らはうまくなるのかなぁ。まぁ、もちろん俺も聞き取れませんが…。
次いで、香里のスキー教室を訪ねてみました。すると、こっちは順調そのもの。私が見た感じでは、香里はスクールに入る必要なし。シュテムターン(ターン時、スキーを一度開いてから閉じる)もできているし、パラレルもほぼ出来ていました。

 皆を冷やかした後、リフトを4基乗り継ぎ、山頂に向かいました。山頂からの眺めは…。その前にひとつ。このリフトがかなり曲者。といっても、リフトの仕組みや乗り方は日本と一緒です。なにを書きたいかというと、リフトに乗っている最中のカナダ人とのふれあいについて。3人乗りリフトなんかに乗ると、当然カナダ人の2人組と相席になるわけで…。毎度こんな会話が始まるのです。
「調子はどうよ?」
「まぁまぁだよ」
「どっから来たよ?」
「あててごらん!」
「中国か?」
「日本だよ」
このあたりまではいいのですが、問題は途中からなのです。長いリフトは5〜10分くらいあるわけで、
「$#REJIRO$JRI#JR#IJIORJ3?」
「Pardon me?」
「Pardon me? Pardon me? Pardon me? …」
こんな会話が始まります。あぁ、もっとゆっくり話してくれよ。あぁ、となりの彼(彼女)の苦笑いの表情が俺の胸にぐさっと刺さるよ…。

山頂からの眺めは抜群でした。近くの湖がとってもきれい。ひとまず一服をすませ滑り出しました。Atomicのカービングスキーの印象は、なかなかのもんです。ショートターンがとっても簡単。中学生くらいの時は、ウェーデルン中の右曲がりが苦手だったのに…。ぜんぜん苦になりません。でもさすがにスピードを出すと、ちょっとぶれるかな。そんな感じ。コブとか滑りやすそうです。
まぁ、そんなのはいいや。長くなってきたんで、終わりに近づきましょう。

 結局、夜の9時くらいまで滑っていたんですが、その間のシュウ&由香のスノーボード上達具合はかなりのものでした。最初は転んでばっかりだったのに、転ばずに連続で2〜3ターンはこなせるようになっていました。もちろん、停止時も転ばずに。二人とも、なかなかの運動神経の持ち主だったのね?知らなかった。俺&かおりも彼らのスノーボードを借りて滑りましたが、2人ともやっぱりスノボは苦手。谷に背を向けたターンでは、突然エッジがひっかかって転んでしまいます。
「なんで、横向きに滑らなきゃならないんだ!」
「動作が不自然なスポーツだ!」
2人とも文句ばかりでした。

 帰宅途中、台湾料理屋によって、結局家に着いたのはAM1時を回ったころでした。最後に、内輪仲間のために、今日びっくりしたことを書いておきますね。

シュウ、あなたは、行きの車内で熟睡してしまいました。家を発つとき、あなたはこういっていましたね。
「行きの車内で、由香と香里が寝るかどうか、かけようぜ! 俺は、2人とも寝るほうに2ドルかける!」
シュウ、おまえが寝て、どうすんじゃい! 彼女らの様子を確認できないだろう! 寝ながら紅茶を自分のズボンにこぼし、股間を茶色く染めているし…

香里、あなたは今朝かぜぎみでしんどそうな表情をしていましたね。行きの車内でも熟睡していました。
「グピー…、あれ、ついたんだ! 早くすべろうすべろう!」
香里、なんじゃい! 風邪気味でだるかったんじゃないんかい! スキー場についてからの、あの張り切りようにはびっくりだわ!

由香、あなたは天然ですよね。普段はおかしいですよね。
「わたしが運転かわるわ! まだ免許取ったばかりだけれども…」
そんなあなたなのに! 由香、あなたったら、なーんだ、青信号と赤信号を勘違いしないか? 走行中にボタン間違えて、ボンネットが跳ね上がったりしないんかい! そんなあなたを期待していたのに…。ちゃんと運転できるんだ。ちょっとびっくり。

 そんなとこだ。
更新地:トロント(カナダ)

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