旅日記


2001年6月7日
バンコク
曇りのち雨

-目指すはカンボジア、遠い道のり?-


ルンピニ-公園から、高層ビルを臨む


 6月7日、バンコクに到着してから6日目です。やっと、バンコクに暑さにもなれはじめました。8時半に起床後、汗だくの体を水シャワーで清め、今日も一日が始まります。

 BTSがナナ駅を発ったのは9:30くらいでした。サヤーム駅で乗り換え後、ラーチャダムリー駅で下車、カンボジア大使館に到着したのは10:00すぎくらいだったでしょうか。大使館での手続きは、ビザ取得申請書を記入後、顔写真、パスポートとUS20ドルを担当官に渡すだけで、簡単に終了しました。本来、私が申請した”ツーリストビザ”は、次の日に出来上がるらしいのですが、「今晩パスポートがいるから、できるだけ早く!」って言ったら、「今日の午後4:30から6時の間に取りに来い」とのことでした。おぉ!なんと融通が利くすばらしい担当官だ。本当は、パスポート、今晩は特にいらなかったんですけどね。だけど、パスポートって、身から離しているのは不安ですからね。なにがおこるか分からないし。

 手続きは、10:30くらいに終わりましたが、そうです、「今日パスポートがいる!」って言ってしまったからには、夕方取りにこなければなりません。一度ホテルに帰るのもBTSの乗車賃がもったいないので、近くでだらだら待つことにしました。とりあえず、屋台で飯を食うことにします。お姉さんに、「Fried Riceはありますか?」と英語で聞いてみましたが、まったく通じません。近くにあった中華なべを指差した後、タイ米の形を手であらわして見ました。うーん、まだ通じてないみたいです。田植えの真似や稲穂の真似もしてみました。やっと、分かってくれたようです。うなずいてくれました。すかさず、鳥のまねもしてみました。これは一発で通じました。数分後、やった!想像通りの鶏肉入りチャーハンがでてきました。バラエティ番組でやっているゲームを思い出してしまいました。タイ語ができないと、飯を食うにも一苦労です。ナンプラーをがんがんかけ、汗だくでチャーハンを食べていると、1人のおじさんが話し掛けてきました。顔は日本人系ですが、なに言っているのか、さっぱりわかりません。しばらくして、彼がかなりなまっていながらも、日本語を話していることが分かりました。日本語を話してくれていると分かれば、不思議としっかり理解できるものです。タシロと名乗る彼は、私に「ビザはとれそうですか?」と聞いてきました。「あぁ、カンボジア大使館にいらっしゃったんですか?」。タシロさんは現在40過ぎで、日本で大学を卒業後、タイで絵を書いたり写真を撮ってているとのこと。カンボジアについても、いろいろ聞いてみました。どうやら、治安はあまり良くないらしいです。アンコールワットへ行くにしても、プノンペン経由なら問題ないだろうが、タイから陸路ポイペト経由で入るとなると、1人では間違いなく行かないほうがいいとのことです。「カンボジアの国境付近では、外国人の金品を狙った強盗犯罪が増加していて、中には武装している場合もあるみたいだよ。」ですって。また、「カンボジアの西部は、まだ地雷がたくさんあり、道を外れてしまうと逃げ場がなかなか無いんだ。そのあたりのことを考えると、やめたほうがいいと思うけど。」…。うわ、どうしよう。もう、ビザ申請しちゃったよ。今から止めるの、金、もったいないよ。

 その後、ルンピニー公園で暇をつぶした後、カンボジア大使館でパスポートを受け取り、ホテルに戻りました。カンボジア行きをどうしようかと考えましたが、タイ側の国境であるアランヤプラテートまでは安全に行けそうです。ですので、とりあえず、そこまで行ってみようかと思います。強盗が増加中というのも、どのくらいの頻度のものかわかりませんし、明るいうちに国境をぬければ、かなり安全度は高まるのではないでしょうか。

 今夜は、そんなことも含め、この後の旅計画を考えながら、寝ることにします。現在、午前0:30。コンビニ行って、タバコと水買って、それから寝ることにします。あ、今日、夕飯たべてなかったです。

更新地:バンコク(タイ)

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