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旅日記 |
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2002年12月05日(木) チェトゥマル -> ベリーズシティ 曇り時々雨 - ベリーズ入国 - |
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今日は朝8時に起床。ベリーズ入国を目論んだ今日一日は、結果として大変忙しく、疲れ果てた一日となりました。 朝はいつも通りに、シャワーを浴びた後、朝食へ。昨日はPoorな食事ばかりでしたので、今日は朝食のみ豪華に行こう!ということで、近くの食堂で、トースト2枚とコーヒーを頼み、朝食としました。それからホテルに戻り、荷物をまとめ、今日のスケジュールを立てました。まずは、ベリーズシティ行きのバス乗り場(ここメキシコでは、一つの町に数箇所〜数十箇所のバスターミナルがあるのです。運行会社や、行き先によって、バスターミナルが異なります)とスケジュールをチェックしなければいけません。さらに、ビザが国境で取れるか、バスが満員で席が取れなかった際、どこに泊まるか等、様々な懸案を整理しました。 午前9時すぎくらいだったでしょうか?バス乗り場等に関して、滞在しているホテルの受付に聞いてみたりもしましたが、「分からない」との答え。バスターミナルの場所をチェックするため 、Av.Horoesにある観光案内所へと向かいました。ここは観光案内所とは名ばかりで、そのブースに人を見かけたことが無かったため、今日も期待せずに向かいました。案の定、今日もそこには人の姿が無し。さて、困った。どこで聞こう。英語が通じて、かつ現地情報に詳しくて、そこで思いついたのが、「現地旅行代理店」、「アメリカ系高級ホテルのフロント」等でした。早速、観光案内所近くにあった、アメリカ系?中級ホテル「Days Inn」に飛び込みました。 「すみません。実はこのホテルに泊まっているわけではないのですが、ちょっと教えてください」 受付のお姉さんに聞いてみると、ベリーズ行きのバスがどこから出ているかは分からないが、「在チェトゥマルのベリーズ大使館の場所ならわかるわよ」ということでしたので、その場所を教えてもらいました。大使館までは結構な距離があるということで、早速タクシーを拾って、そこまで移動しました。大使館(といっても、ただの家。ベリーズの国旗さえ立っていない)に到着して中に入ると、40歳くらいの男性とその奥さん?、子供やらが"わいわい"やっていて、普通の家庭って感じのところでした。男性に尋ねてみました。 「すみません。ある理由で、今日中にベリーズシティに行きたいのですが、ビザを発給していただけますか?」 「いいですよ。でも大使はまだ出勤してきていないので、彼が来てからになりますよ。ビザには大使のサインが必要ですから」 「そうですか。」 「大使はいつごろ来るのですか?」 「多分、お昼過ぎくらいには来るでしょう」 「ところで、国境に直接行っても、ビザをもらえると聞いたのですが」 「いいえ、そんなことはありません。ビザを取ってから行ってください」 あぶねーあぶねー。上の言葉が公式なものなのかは分かりませんが、いきなり国境に行ったら、追い返される可能性もあったわけだ。追い返されると、バス代やらが無駄になるし、再度チェトゥマルでホテルも取らないといけないんで、結構な無駄遣いということになってしまいます。良かった、大使館に来て!「Days Innのお姉さんありがとう!」 ということで、大使の到着を待つこととしました。大使館敷地内のベンチのようなところで、2時間ほど待っていましたが、いまだ大使は現れません。 「すみません。ホテルのチェックアウトタイムが1時なんで、一度ホテルに戻って、チェックアウトしてから、また来ます」 「本当にすみませんね。ご迷惑掛けて」と、その職員。なかなか物腰の柔らかな、感じの良い職員さんです。 タクシーを拾ってホテルに戻り、ホテルにて荷物をまとめ、チェックアウトした後、小一時間程チェトゥマルのメインストリートを散策しました。なかなかキレイな町です。ここでは特に観光もしなかったし、仲良くなった人もいなかったけれど、まぁ、快適に滞在できました。 さて、午後2時頃、再度大使館に向かってみました。 「すみません。大使は来ましたか?」 「それがね〜、まだ来ていないんですよ。でも、彼は絶対来ますから」 「ベリーズに関する本がありますので、暇つぶしにでもどうぞ」 苦痛とともに英語の本を読みつづけること4時間(やっぱり、英語の本は嫌い)、午後6時頃やっとのこと大使が現れたのでした。大使が到着すると、2分もかからず、US25ドルでビザを手に入れることが出来たのでした。あぁ、待ち時間は計6時間、硬いいすにずっと座っていたせいで、おしりが痛いっす。大使、しっかり働きなさい! 「ベリーズ行きのバスターミナルの場所と、ベリーズシティまでどのくらいの時間がかかるか、教えていただけますか?」 「え?君はやはり今日中に行くつもりなのか?最終のバスが18時半発で、それで行くと、ベリーズシティへの到着は23時くらいになるぞ?ホテルも決まっていないんだろう?夜のベリーズシティは人もあまり歩いていないから、明日の移動にしたほうがいい」 でもね、今晩のホテル代をケチりたい私(メキシコよりベリーズの方が宿が安い)は、今日発を決行したいのでした。 「ここからバスターミナルまでタクシーで何分くらいかかりますか?」 「うーん、20分くらいかな」 やばい、急がないと!ということで、大使館を後にして、バスターミナル(Av.Veracruzと2do circuito perifericoの交差点)へとタクシーで移動したのでした。 バスターミナルに着くと、そこは、おんぼろバスが2、3台並んでいるだけの、辺鄙な場所でした。とりあえず、"BELIZE"という表示が掲げられたバスに飛び乗ってみると、バス内は、メキシコに買出しにきていたベリーズ人で一杯です。観光客は俺1人のみといったところでした。バスに乗り込んでまずびっくりしたことが、黒人の多さ。バスの乗客の7割くらいが黒人系、その他が中米先住民系ところでした。メキシコではほとんど見かけることのなかった黒人がここにはたくさんいました。ついで、乗客の荷物のおおさにびっくり。スーパーの袋を7、8個持ったおばちゃんは"ざら"で、多いのになると、ダンボール2つにスーパーの袋を7、8個なんていう"つわもの"もいました。バックパックを持ってなんとか乗り込んだ後、運転手に尋ねてみると、確かにこのバスがベリーズシティまで行く最終バスとのことでしたので、US$5(ベリーズでは、ベリーズドルのほかにUSドルも一般的に流通している)を払い、ベリーズシティまで、立ちながらの4時間の移動が始まりました。しかし、この移動は本当につらかった。結局一度も座れなかったです。この日は、バックパックを担いで結構な距離歩いているため足も疲れていましたし、バス内には、もちろんエアコンもなし。庶民のためのバスですので、停車する場所も多いわけです。バスの床には、足の踏み場もないくらいに、買出し物が溢れているし。バスが少しゆれるたびに、私の額からは汗が滴り落ち、時には、立ちくらみを起こしてしまうような状態でした。そうそう、途中、出国審査&入国審査がありましたが、これは特に面倒なものではありませんでした。メキシコの出国審査では、「またメキシコに戻ってくるかどうか?」を聞かれただけ。ベリーズの入国審査では、「滞在目的、期間、税関で申告するようなものを持っているか?」それだけでした。ベリーズには長くても1週間くらいしか滞在しない予定ですが、自分の言った言葉が、そのまま滞在許可期間になることもあるため、少し長めに、2〜3週間と答えておきました。その結果、1ヶ月の滞在許可をもらうことが出来ました。 ベリーズシティに着いたのは、22:30頃でした。疲れきっていた私は、バスターミナルの前に座り込むと、しばし呆然としながらタバコを2、3本吸いました。その後、目指すホテルまでの道のりを歩き出したのでした。町の中には、酔っ払いと若者集団くらいしか歩いていませんでしたが、そんなに危険な感じもしませんでした。皆、しっかりと道を教えてくれましたよ。そうそう、ここで書き忘れていたことは、次の2つ。 1.地球の歩き方-中米編-を持っているのだ! メキシコではガイドブックもなく、様々なことに苦労しましたが、ここではガイドブックがある!これで、移動やホテル探しが随分楽になります。 2.ベリーズの公用語は英語なのだ! メキシコ以南の中米、南米は、ブラジル(ポルトガル語)を除いて全てスペイン語圏だと認識していた人もいるでしょう。でもね、実は違うんです。ここベリーズの公用語は英語。チェトゥマルからのバスが、メキシコ&ベリーズ国境を越えた瞬間、窓の外の看板は英語に変わりました。 そんなこんなで、目指したホテル(ゲストハウス)に到着したのは23時過ぎ。玄関のドアをたたいて(本当にがんがんたたいた)オーナーを起こし、部屋も一部屋だけ空き部屋があったので、そこに泊まることとしました。ホテルの名前は、"Down Town Guest House"。全14部屋、1泊US7.5ドルからの安宿です。部屋はキレイとは言いがたけれども、共同シャワーは、お湯がしっかり出るし、なにしろ、オーナーのケニー(1970年香港から移住してきたアジア系女性)の感じがいいところが、何よりのお勧めです。 長くなったので、こんなところで。 |
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- 本日の出費 - |
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レート : N$1=US$0.1=\12 レート : BZ$1=US$0.5=\60 |
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- 移動費 - |
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- 飲食費 - |
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- 雑費 - |
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更新地 : Belize City ( Belize ) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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