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旅日記


2003年06月23日(月)
バンコク
曇り
- 「うるさい、だまれ、乳揉むぞ!」 -

 
 バンコク4日目となりました。

 昨日も書きましたが、
「つまらん!つまらなすぎるぞバンコク!」
"バンコクがつまらない…?"屋台でタイ料理に舌鼓を打っても良し、庶民が群がるマーケットを覗いても良し、デパートでショッピングするも良し、チャオプラヤー河のほとりで涙するも良し。お寺見物、ムエタイ観戦、風俗店めぐり…、バンコクには楽しいことがいろいろあるじゃないのさ…。
「でもね、うーん、いまいち興味がワカナイのだ」
なんでだろ。なんでかな。なんでだなんでだろぅ。そうだ。そうか。原因はコレ! バンコクの街を歩いていても、「うひゃぁ〜(びっくり!)」やら、「こんちくしょう〜(むかつく)」やら、「あや〜(涙…)」やら、「おっしゃ〜(飛び上がる!)」なんてことがあんまり無いのだ。にんまりすることはしばしばあっても、「なんらかの思いが強烈に沸き起こる」といったことがあまりないのだなぁ。
 街を歩けば - 特に美しくも、かといって汚いわけでも無い街並みが目に入り…
 商店を覗いてみれば - 中国製、日本製、米国製…、そこには各国で目にすること出来る特徴の無い品々が並び…
 街を歩く人々は - フツーにおしゃれして、フツーにデートして、フツーに生活していて…
「タバコをくれ」なんて俺に話し掛けてくる奴はいないし、通行人の一人と目が合って、俺がにこっと微笑んでみても、相手の表情には反応なし…。なんか寂しくなってくる。ある国では、外国人慣れしていない商店に俺が入っていくと「あわわ!外国人が来た!」なんていう感じで、商店主に緊張の様子が見て取れたり、一方、外国人慣れしている商店に入ってみれば、「どっからきたの?」なんていう言葉が商店主から飛んできたり…、でも、ここではそういった反応が全くないんだなぁ。「これが俺のバンコク滞在えをつまらなくしている原因なのだろう」なんて風に感じます。人々は何かクールで、どこかよそよそしくて、俺にとっては、そんなのがあまり楽しくないんだよ。タイ人の「英語が苦手」という点が、俺に対するこういった反応の原因になっているのか、タイ人がシャイなのか、クールなのか…。他の国には、俺が理解していないことを承知で、現地語で世間話を始めたりしてくる奴がたくさんいたのに、ここにはいません。あーつまらん。

 さて、そういったこともあって、今日もホテル内で一日を過ごしました。洗濯のあと、顔見知りの一人の日本人旅行者と話しました。彼とは連日酒を飲む仲になっていました。これがなかなか面白い人で、話し出したら止まらない。先日まで自動車工場で期間工として働いていたという30歳の男性なのですが、彼は文学部卒業のインテリでもあったのでした。その彼の得意言葉が、タイトルにある「うるさい、だまれ、乳揉むぞ!」です。
「どんなときに使うんすか?」
「うーん、しゃれで職場の女性に使った場合がほとんどだ」
「『きゃぁ〜セクハラ!』なんて言われたりしません?」
「まぁ、そういったこともあるが、そこから仲良くなっていくわけなのだ」

「水さん、無事チェンマイにつきましたか?」
 
 「うるさい、だまれ、乳揉むぞ!」
「乳揉むぞ!」は余計だとしても、タイ人に向かって、笑顔で「うるさい、だまれ」くらいは言いたいものだよ。
「タバコをくれ」
「みやげをくれ」
「ちょっと座れ」
「ガイド料をくれ」
「土産を買え」
「うるさい、だまれ」と俺。
モロッコやらインドが懐かしいや…。人々がやたら静かなタイで、そんなことを思う俺でした。

 おやすみ。
 

- 本日の出費 -

レート : B1(タイバーツ)=\3

- 移動費 -

From : To : 手段 : 値段 : 所要時間 :
 

- 飲食費 -

バミー * 1 (昼食) B25
ミリンダ * 1 (昼食) B6
インスタントラーメン * 2 (夕食) B14
食パン * 1パック (夕食) B10
ビール * 1 (夜食) B33
 

- 雑費 -

KRONG THIP * 1 (たばこ) 20本入り B37
宿代 B150
ネット代 * 1時間 B20
洗濯用たわし B12
洗濯バサミ B10

更新地 : Bangkok ( Thailand )

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