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旅日記 |
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2003年01月20日(月) ローマ 晴れ - マドリッド総括とローマ到着の報 - |
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本日、ローマに到着しました。昨晩、マドリッドの宿で不意にあるアイルランド人に声をかけ会話を始めたところ、その会話をきっかけに思いもしない展開となりました。実はそのアイルランド人"キロン"が、偶然にも同じ日の同じ飛行機で、マドリッドからローマに移動することが判明し、その後ともに行動することになったのでした。 さて、マドリッドの統括を少ししておきます。マドリッドでは、念願だったフラメンコ鑑賞とレアルマドリッドの試合観戦、双方とも叶えませんでした。理由は、その費用が高すぎたというものです。フラメンコ鑑賞のためには、豪華レストランに行かなければなりませんでしたし、レアルマドリッドの試合はマドリッドダービー(対戦相手もマドリッドのチーム)ということで、そのチケットは最低価格の席でも100ユーロ以上というものでした。残念ですが、両方ともあきらめざろう得ませんでした。代わりにと言ってはなんですが、サッカーの試合はしっかりとみてきました。マドリッドには、スペイン1部リーグに所属するチームが3つあるのですが、中でも最も人気のないと思われる"RAYO VALLECANO"というチームの試合を見てきました。対戦相手はバリャドリードというチーム。以前、城が所属していたチームだったかと思います。試合内容はというと…。うーん、今ひとつでした。素人目ですが、Jリーグのチームでも勝てるんじゃないか?といったようなものでした。まぁ、こういったことは置いておいて…。マドリッドの町は大変居心地が良かったです。スペインでは一度もレストランに入りませんでしたが、スーパーで購入した生ハムやチョリソーなども美味でした。ビールもおいしく、しかも安かった点が印象的です。総じて、マドリッドは良かった!こんな感じです。将来的に、機会があったらこの町には住んでみてもいいかな。そんな感じです。 話は、マドリッドを発つ時に戻ります。キロンとともに、マドリッドでの宿"De La Paloma"を後にしたのが、午前8時半くらいでした。最寄の地下鉄駅Solから空港までは地下鉄で40分くらいの距離だったでしょうか。キロンと様々な話をしながらだったためか、あっという間のような感じがしました。空港には9時半前くらいに到着しました。実は、この後、1つ、2つと問題が発生し、この日がついていない1日になることを、この時点では知る由もありませんでした。午前10時、1つ目の問題が発生しました。「マドリッド-ローマ」のフライトチェックインのためにタイ国際航空のカウンターを訪れた時でした。キロンのチェックインが何事も無く終了し、私の番が回ってきました。 「オラ!(こんにちは)、チェックインお願いします」 「分かりました」 「あら!、あなたイタリアからの出国用チケットを持っていないわねぇ」 「えぇ。イタリアからは鉄道と船を使って、ギリシャに出国する予定です」 「うーん、でも出国用チケットを持っていないと、この便に乗せるわけにはいかないわ」 「え?、ここはスペインですよね。どうやって、ここでイタリア国鉄のチケットと船のチケットを入手しろというんですか?」 「でも、決まりは決まりで、飛行機か列車か船のイタリアからの出国用チケットを持っていないと、この便に乗せることはできないわ」 若いチェックイン係りの女性は、頑として譲りませんでした。私のほうも、いらいらしてきました…。 「では、どうすれば、今日のこの便に乗ることができますか?教えてください!」 「そこのアリタリア航空(イタリアの航空会社)のカウンターで、イタリア出国用のチケットを購入してください」 「は?、簡単に言いますが、チケットがいくらすると思います?そんなこと、簡単にできません」 「では、この便にあなたをお乗せすることは出来ません」 「ちょっとまって!、日本人はビザなしでイタリアに入国できるし、出国用のチケットを用意しろなんて聞いたこともありません。あなたのボスをここに連れくるか、イタリア大使館に電話して確認してもらえますか?でないと、私は納得できません」 その後、ボスがやってきて…、大使館に電話して…、私も大使館員と電話で話して…、そしてやっと飛行機に乗れることになりました。大使館員との電話では、「特に問題はありません」とのことでした。ほら、みたことか。 タイ国際航空のジャンボジェット、ボーイング747内はかなり空席が目立ちました。3人用の席を独り占めしながら、2時間半ほどのフライトで、ここイタリアの首都ローマに到着したのは午後2時くらいでした。その後、空港のバッグピックアップテーブル(ターンテーブル)で、2つ目の問題が発生しました。なんと、預けた2つの荷物のうちの1つが出てこなかったのです。これにも怒り心頭。荷物の中身は、ビクトリノックスのナイフ(スイス製の十得ナイフ)でした。クレームカウンターでクレームをつけました。 「荷物が出てこないんですけれど!」 「飛行機のほうに連絡しますから、もうしばらくターンテーブルの前で待ってみてください」 その後、キロンに謝りながら、1時間ほどターンテーブルの前で待ちましたが、やはり私の荷物は出てきませんでした。 「やはり出てこなかったです。保証とかはどうしてくれるんですか?」 「ナイフ類の荷物には保証がききません。残念ですが、あきらめてください」 だって…。そんな馬鹿な。ビクトリノックス、3,000円くらいしたのに…。明らかに航空会社か空港側の責任なのに…。納得いかん!でもあきらめざるを得ないこの現実。あぁ…。 空港を出てからはローマの中心にあるテルミニ駅まで列車で移動し、テルミニ駅のツーリストインフォメーションで紹介されたここ、ナビゲーターというホステルにたどり着きました。値段は、一部屋10ベッドのドミトリーで16ユーロ。星なしホテルのシングルルームでさえ40ユーロもする、ここローマでは、ドミトリーの値段も高い高い!キロンを始め、同室のメンバーが良い感じの人々なんで、これまでのところ、安心してコンピュータも使えています。 以上。ローマに到着したのまきでした。 |
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- 本日の出費 - |
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レート : E1(ユーロ)=\125 |
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- 移動費 - |
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- 飲食費 - |
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- 雑費 - |
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更新地 : ROME ( ITALY ) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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