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雑記 |
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2002年11月22日(金) メキシコシティ 晴れ - 頼られることに嬉しさを感じつつ - |
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猫が…。 さっきまで離れて寝ていたと思ったら、急に近づいてきて…。猫に添い寝されました。 今、宿泊しているペンションには猫が一匹います。彼とはそれほど面識があるわけでなく、私が数回彼の体に触れ、声をかけ、それだけの関係だったのですが…。 私が宿屋の屋上でうたた寝をしていると、彼は私のほうに向かってきて、そして私の腹の上で日向ぼっこをはじめました。私が動いたら彼の居心地が悪くなるだろうし…。私は自分の呼吸にも注意し、なるべく動かないよう、彼の機嫌をとろうと試みました。彼は私の腹の上で10分ほどじっとしていたでしょうか。その10分間が過ぎると、彼はとぼとぼと屋上から階下へと降りていきました。 この間に少し考えました。久しぶりに、自分が何者かに頼られる立場に置かれたこと、そして、そのことが自分に非常な喜びをもたらすことを。自分自身、現在は旅行者という立場にあるわけで、そういった立場にあっては、道を聞くにしても、何か情報を得るにも、常に現地の人々に頼ったりする場合が多いのです。自分が何者かに必要とされ、頼られる機会って非常に少ないように感じます。何者かにとって自分が必要とされていると感じることの出来る瞬間。自分の存在する意味がそこにはあるように感じます。一時でも何者かに頼られたとき、そこには、自分がこの世に存在し、何者かに影響を与えられたことを素直に喜ぶことができるのです。そんなことを気づかせてくれた猫に感謝です。 多くの存在に頼られるような、そんな存在でいたい。そして、いろんなものと係わり合いを持って生活したい。そんな風に感じた一瞬でした。 ところで、日本人って、いつも誰かに頼ってばかりですね。経済にしても軍事にしても…。そしてエネルギーや食料にしても…。こんなんでいいのかなぁ。 そうそう、猫の行動って、女性のそれと非常に似ていませんか。突然やってきて…、突然離れていって…。あれれ〜。 |
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更新地:Mexico city(Mexico) | |
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