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旅日記


2003年05月05日(月)
クイロン
晴れ
- バックウォータークルーズ -

 
 ナマステ。

 本日、バックウォータークルーズなるツアーに参加して、アレッピーから、ここクイロンの町に、船で到着しました。クルーズの感想と言うと、300ルピーもするだけあって、なかなか良かったよ。

 午前10時半、定員50人ほどの2階建てクルーズ船が、アレッピーのボートジェッティーを出航しました。早いもの勝ちで埋まってしまうアッパーデッキの椅子を求め、出航1時間前に船に乗り込んだこともあり、俺の席はアッパーデッキの最前列。ジェットコースターで言えば、最前列特等席といったところです。やっぱり、男はだまって最前列なのです。←なんじゃそりゃ。

 出航時の天候は、あいにくの曇り空でした。しかし、出航から1時間も経つと、頭上には雲ひとつ無い青空が広がりました。さすが最前列、頬にあたる風が快適です。

 さて、クルーズの序盤は、幅の狭い水路を、南へと進んでいきました。船を見つけると、「ハロー」叫びながら、川岸から笑顔で手を振るこども達、カヌーのような小さな船に、いっぱいの"わら"を積んで上流へと櫓をこぐ親父さん、沼の中に体の大半を沈めた水牛達。川岸に見える田舎の風景が、汗を拭きながら農作業に励む住人の姿が、私をゆったりとした気持ちにさせてくれます。

 ところで、同船者は、イギリス人カップル2組の4人、スウェーデン人カップルの2人、インド人の家族連れが4人、俺、そして運転手兼ガイド役のおっちゃんが2人の計13人。シーズンも終わりに近づいているようで、船内はがらがらなのでした。

 お昼頃、運転手がビールを飲みながら運転しているところを発見。その姿を、こっそりと写真に収めた後、俺の斜め下で船を運転している運転手に尋ねました。
「おっちゃん、ビール飲みながら運転しているの?やるなぁ」
「おい、ひろしま、おまえも飲むか?」(出航前、馬鹿話で盛り上がった。その時に自己紹介していたので、俺の名前(間違っているけれども。名前はひろしまじゃなくて、ひろしなんだけれど…)を知っていたのさ)
「え?、おごってくれるの? 飲む飲む」
「じゃぁ、こっちに来い」
手招きされ、運転室に入ります。
ビールをグラスに注いでもらった後、ぐいと一気に飲み干します。冷え冷えの「King Fisher」、最高です。再度、ビールを次いでくれる運転手を横目に、運転席正面にある、船特有のぐるぐる回すハンドルやら足踏み式のアクセルを興味ぶかげに見ていると、
「ひろしま、ハンドルを操作してみろ」
「ひろしま、アクセルを吹かしてみろ」
「ひろしま、運転してみろ」
おいおい、良いのかよ。客乗ってんだぜ。船なんか操縦するの生まれて初めてなんだぜ。そう思いながらも、興味津々の俺は、運転してみました。おーおー、少しでもハンドルを回すと、ゆったりした動作で船が傾きます。わーわー、アクセル踏むと、ゆるりとと加速していきます。ビールをご馳走になったお礼に、俺もビールを一本空け、おっちゃんのグラスに注ぎます。
「飲みすぎは駄目よ」
一言残して、アッパーデッキへと戻りました。

 昼食は、川沿いの三ツ星ホテルでミールス(南インドの定食のこと。バナナの葉っぱの上に、ライス、プーリーと呼ばれる練った小麦粉を油で揚げたパン、カレー、カレー味のこふきいも、漬物などが載っている)が用意されていました。値段は30ルピー。お代わりしまくりで腹いっぱいになりました。

 クルーズが始まって4時間ほど、15時を過ぎたくらいから、船は広々とした川とも海とも判別がつかないようなところに出ました。周囲には100とも200とも、いやそれ以上のチャイニーズフィッシングネットが張り巡らされた風景が続き、圧巻でした。船は、そのネットの合間をぬうようにして進みます。良かった、ここで「運転してみろ」なんて言われずに。さすがに、運転手も言わないか。

 川の先にある海に大きな夕日が沈む頃、船は約100kmの航行を終え、クイロンのジェッティーに到着したのでした。

 このクルーズ、俺としてはお勧めできるものです。ゆったりと流れる景色や、川岸に住む人々の生活風景を見ながら、安らぎの時間を送ることが出来ます。本を片手に、ビールの注がれたグラスを傾けながら、そんなスタイルが似合うクルーズだと思います。ただ、わいわいと騒ぎたい人には向かないかもしれません。

 最後に、"ひろしま"について。様々なところを旅行していて私も驚いたのですが、広島、長崎は、恐らく、一般的に日本人が思っている以上に世界中で有名です。世界中の多くの人が、広島、長崎のことを知っています。ここインドでも、基本的な教育を受けた者であれば、100%近くの確率で広島、長崎の名前を知っています。もちろん、そこで何が起こったかも含めて、知っています。ある人は、「広島、長崎の町は、終戦当時のままなのか?」、「放射能の影響はまだ強く残っているのか?」…、様々なことを問い掛けてきます。
「広島、長崎では、大規模な爆発、爆風によって、無差別的に、市民が殺傷されたんだよ」
「放射能汚染の影響が後々まで続くことになったんだよ。その影響は、未だに終わっていないんだよ」
「核爆弾開発段階の最中、広島、長崎での爆弾投下は、いわば、アメリカの実験台としての役割も、そこにはあったのだよ」
「広島、長崎が無ければ、もっと多くの人間が死んでいたっていうふうな見方を持っている人もいるよ」
相手が広島、長崎に興味を持っていれば、私も、自分の名前の件に付け加えて、そんなことを話すこともあります。

 何で、おれの名前はひろしま? それはこんなやりとりがあるからです。
"What's your name?"
"My name is Hiroshi."
"Kiroshi?"
"No, not Kiroshi. Hi Ro Shi! OK?"
"Sorry. It's difficult."
"OK, so, do you know Hiroshima?"
"Yes. Hiroshima and Nagasaki in Japan right?"
"Exactly. My name is like Hiroshima. Pronunciation is almost same. You should take away "ma" from Hiroshima. It's my name."
"Oh! Hiroshi!"
"Yes, That's reight!"
But, actually, They don't remember my name usually. Because, I think, Hiroshima's story has awful impression for them. They forget my name. Their head is occupied just Hiroshima. That's why, My name is Hiroshima every time. H'm...

 Night!
 
 

- 本日の出費 -

レート : Rs1(ルピー)=\2.5

- 移動費 -

From: To: 手段: 料金:
アレッピー クイロン ボート(ATDCとDTPCの共同運航) Rs300
 

- 飲食費 -

ミネラルウォーター * 2 Rs24
ミールス(朝兼昼食) * 1 - 南インドの定食。バナナの葉っぱに、ライスやカレーがのっている。 Rs30
キングフィッシャー(おやつ) * 1 - インドの代表的なビール Rs70
コーヒー(おやつ) * 1 Rs5
チャーハン * 1(夕食) Rs25
野菜スープ * 1(夕食) Rs15
パイナップルジュース(夕食) * 1 - 生パイナップルジュース Rs10
ミリンダ(おやつ) * 1 - 200mlビンのファンタのようなもの Rs5
 

- 雑費 -

STYLE * 2 (たばこ) Rs20
宿代 Rs90
蚊取り線香 Rs16

更新地 : Aleppey ( INDIA )

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