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雑記


2003年05月15日(木)
タンジャヴール
- インドのマッチを使って考える。使われてこそ、発展あり -

 
 昨今のインドのマッチは、ワックスマッチと言われる、マッチの胴部分に蝋がついたものが主流です。探せばあるのでしょうが、日本では目にすることの無かったこのマッチ、なかなか火付きが良くて、お気に入りです。

 日本では、タバコに火をつけるためにマッチを利用している人なんか、ほとんどいませんよね。ストーブやら、コンロやら、そういったものに着火する場合も、それに用いられるのは一般的にはライターです。

 インドでは、ライターは高額なため、庶民のほとんどは、タバコの火付、蚊取り線香への着火、停電時の明かりとして、そういった目的にマッチを使用しています。

 物というものは、人々に使われてこそ、そこに発展があるのです。日本では、利用されることの少なくなったマッチ、日本のそれは、インド製のものよりも発展途上の形かも知れません。インド製のほうが、日本製よりも進んでいるなんて、新鮮な驚きを感じます。「インドは全てのものが遅れている」、そんな風に考える人も多いでしょう。私もその一人でした。しかし、ここには日本製よりも便利なものだってあるのです。

 人々の暮らしにしたって、精神性にしたって、インドには日本人が見習うべき点も、もちろんあるのです。どこの国においても、それは同じことです。インド人が日本人に見習うべき点もたくさんあるとおもいます。

 アメリカや日本や西ヨーロッパ諸国が、物、サービス、生活水準、暮らし、考え方、全てにおいて一番進んでいて…、そんな風に考えるのって、おかしなことですね。そんなことも思いました。
 
更新地 : Thanjavur ( India )