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雑記


2003年06月30日(月)
バン・ヴィエン
- ODAマークについて思う -

 
 ラオスのヴィエンチャン市内では、日本のODAで贈られた市バスが大活躍しています。なぜ、それが「日本のODAで贈られたものだ」ってことを知っているのって? なぜなら、街中を走っている市バスの横っ腹に「JAPAN ODA」なるステッカーが添付してあるからなのだー。

 旅行中、様々な国々で、このODAマークを目にしてきました。ホンジュラスの遺跡、ニカラグアの道路、ボスニア・ヘルツェゴビナのバス、ネパールの信号、道路、広場、そしてラオスのバス…。このマークを見かけるたびに、日本のことを思い出し、時には、自分の国「日本」を誇らしく思い、また、自分の税金がこんなところに、なんてことも思ったりもしました。日本人にとっては、そんなことを思い起こさせるこのODAマークですが、援助を受けた国の国民や日本人以外の外国人観光客等は、このステッカーに対してどういった思いでそれを眺めているのだろう…。そんなことを思いました。

 というのも、こういったステッカー、日本以外のものを見かけたことが無いからです。いや、一回だけ有りました。ボスニアで「フランスの援助」なるステッカーが貼られたバスを一台だけ見かけたことがありました。でも、それ以外には有りません。「U.S.A.寄贈」やら「ドイツの協力」なんてものを見かけても良いような気がするのですが、見かけたことがありません。もしや、こういった援助をしている国は日本だけで、他のいわゆる先進国は一切していないのか? いえいえそんなことは有りません。各国に対する資金協力や技術協力、無償資金援助等の詳細な資料が手元にあるわけではないので、明確なことはいえませんが、ドイツ、フランス、カナダ、様々な先進国が、様々な国、地域に対して、いろいろな方法で援助をしているはずです(アメリカはミサイルを援助か?ミサイルに「U.S.A.寄贈」とかステッカーが貼ってあったら、いろんな意味で笑えるね)。では、なぜそれらの国々の姿が目立たず、日本のODAだけが目立つのか…。もしや、日本だけが、援助したものに対して、こういったステッカーの添付を強要しているのか?そう考えると少し気分が悪くなります。そしてそして、添付してある、そのステッカーのサイズがこれまたニクイのです。横30cm*縦20cmくらいでしょうか。遠目には気づきませんが、近くで見ると気づくといったその大きさ。「援助してあげている」ということを殊更強くも無く、また弱くも無く主張するような根性が、いかにも日本らしくて、かわいらしいけれども、ちょっと嫌いです。

 といったような状況において、被援助国の国民や第3国からの観光客等がどういった思いでこのステッカーを眺めていることだろう…、そんなことを考えてしまうわけです。

 もちろん、俺にはわかんない。だって日本人だもの。

 最後にもう一個付け加えておきましょう。日本のODAで寄贈されているバスやらは"Made in Japan"のものかって? 日本人らしく、「もちろんです!」 と書きたいところだけれども、そうでもないんだなぁ。それらはドイツ製だったり韓国製だったりするわけです。仮に全てが日本製だったら、「官民癒着!」、「結局、日本企業が儲かる!」、そんなこんなで非難ごうごうなんでしょうね。

 おわり。
 
更新地 : Vang Vieng ( Lao PDR )