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雑記


2003年08月26日(火)
ニャチャン
- 群れがいます -

 
 元気の無いときの独り言 を書いてみようと思います。

 喧騒が邪魔なわけでもなく、かといって決して歓迎できるものでもない。
 一人で沈み込みたくもあり、何かと触れ合っていたいとも感じる。

 自分勝手な俺なのです。

 海岸べりのコンクリート、昼寝中の野良犬の隣に腰をおろす。
 逃げていくわけでもなく、鼻を鳴らしてよってくるわけでもなく、
 騒ぎ立てることも無く、ただ眠っているそれが妙にかわいらしく感じる。
 かいらしいそれの隣にいる私のひざが震えています。

 行きつけの飲み屋に行って、いつものメンバーに会う。
 突然、「明日出ます」との友人の言葉。
 彼の笑顔に我を振り返り、ですが、ですが、と私は考える。
 いつものようにビールを頼む。
 一口に飲み込むが、爽快感は無し。
 酒の肴に、もの売りのガキをからかってみる。
 額に汗しながら騒ぎまわり、笑顔を残して去っていく彼を目にして、また一人に戻る。
 道行く人々の笑顔を目にし、とてつもなく落ち込んでしまう自分がいる。
 飲み屋の目の前の席でいちゃつくカップルに気分を害して、宿に戻る。

 やることも無く、いいえ、実際のところは何もやる気無し。
 頭の中をぐるぐるといろいろな想いが駆け巡る。
 声がかれるほど叫びたい。
 そんな感情も湧きあがる。

 ある人が言った。「私は絶対に幸せになれる」と。
 幸せとはなんだろう。
 未だにそんな簡単なことがわからない。
 でも、「私は幸せになれる」、そんな言葉を臆面も無く言ってのける人が好きだ。

 何故に自分があり、
 何故に自分がここにいて、
 何故にこんな文章を書いているのか。

 今日、深い滝壷に飛び込み無事浮かんできたとき、自分に生あることを強く感じた。

 一晩経ってしまえば、今夜がなんて事の無い夜になるということはわかっているのだけれども、
 こんな夜はつらい。
 何も考えたくなくて、すぐにでもまぶたが重くなってきて欲しいのだけれども、また何かが頭の中を泳ぎだす。
 小さないけすの中を、群れのようになった魚達が泳ぎだす。
 方々に進んで欲しいのだけれども、彼らは決まって一方に泳ぎだす。

 どうしようもない。
 
更新地 : Nha Trang ( Vietnum )