旅日記


2001年6月28日
バンコク
雨のち曇り

-やった!ダイバーの仲間入り-


OpenWaterのライセンスが取れたー。
疲れたー。

 朝6:30に起床すると、昨晩から続いていた胃痛もさほど気にならない程度になり、ほっと一安心。今日は、オープンウォータートレーニングの最終日である。

 7:30、ホテルを出てソンテウに乗ると、5分程でパラダイススキューバダイバーズに到着した。エントランスには、早くも、インストラクターのマイケルが待っていた。
「おはよう、マイケル」
「おはよう、ひろし。今日は、波が高いらしいから、潜れるかどうか、ちょっと微妙だよ」
「え!?、でも、俺、明日日本に帰ろうと思っているから…。今日潜れなかったら、やばいっすよ…」
「とりあえず、今日はゲストも6人いるから、皆で港まで行ってみよう」

 8:00、俺、マイケル、ドイツからの5人、シンガポールからの1人の計8人で、本日のポイントであるチャ―ン島を目指し、出発。貸切ソンテウ2台に分乗し、飛ばしに飛ばすこと1時間半、ラヨーン付近の港に到着した。桟橋の間から見える海は、マイケルの言ったとおり、荒れに荒れている。
「今日、潜れなかったら、厳しいなぁ。帰国を遅らせようか…。でも、帰りのチケットは安チケットだから、便の変更は、ムリだなぁ。むっ、もしかしたら、今日、潜ったことにしてくれるかなぁ」
そんなことを考えていると、船長と協議していたマイケルが戻ってきた。
「行こう!島に近づけば、波も幾分穏やかになるって話だ。」
ドイツ人5人は、波に恐れをなして辞退したので、俺、マイケル、シンガポール人、そして、船の乗組員2人の計5人で出航した。出航して1時間ほどは波が高く、船はゆれるわ、さらにしぶきがかかりまくりで大変だった。2時間ほど乗船したところで、ポイント到着。昨日の場所より透明度も高く、すばらしい。さっそく、ダイビング開始だ。

 1回目のダイブは、水深20m付近。マイケルに続いて、海に飛び込む。耳抜きしながら、ゆっくりと潜行していくと、おーきれいきれい。たくさんの魚群が目の前を通り抜ける。黄色、青、いかにも熱帯の海。海底付近に到着し、深度の制御をこころみる。どうしても底の方に落ちてしまう。肺に息をためて、少し、浮いてみる。うん、うまくいった。このまま水深をKeepしよう。マイケル、シンガポール人、俺の順に、3人で海底探査を開始する。ウツボっぽい長細い魚や、海老、ヒトデなど、たくさんの生物を観察し、ときには、少しからかったりしながら、50分程度潜ったであろうか。最後に緊急浮上の訓練をして、1回目のダイブ終了。

 船上で昼飯を食い、2時間ほどボケ―と一休みした後、2回目のダイブ開始。今度は、水深10m付近に潜る。1回目のポイントより、潮の流れが速く、透明度も低い。2mくらい先は、全く見えない。これも訓練のうちか? マイケルを追うのが精一杯で、余裕が無い。1時間程度、潜った後、今日のダイビング終了。

 ダイビングショップに戻り、写真を撮り、ライセンス申請書を記入する。そして、マイケルから、ライセンスの本カードが届くまでの仮カードをもらう。マイケルありがとう。堅い握手をし、チップを500バーツ渡して、全てのトレーニングが終了した。
更新地:バンコク(タイ)

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