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旅日記


2003年04月24日(木)
ゴア
晴れ
- バックパッカーの聖地、ゴアに到着 -

 
 
 ナマステ。

 いやー、やっとゴアにつきました。このゴアという町(実際は、町の名前じゃないらしい…)の名前を聞いたことがある人は多いのではないかなぁ。ひと昔前には、マリファナパーティーやここはヒッピーが集う町として有名でした。ここは、バックパッカーにとっては、世界3大聖地のひとつに数えられるところだそうな。ほかの2つは、モロッコのマラケシュ(モロッコ行ったのに、マラケシュには行ってね〜。)と、どこからしい。

 結局、昨晩は終日席無し。SLクラスのチケットを買ったのに、セカンドクラスよりも悪いや…。もう、何でもありだ…。新聞も引かず、インド人と足を重ねながら、はだしで寝ました。糞尿あふれるトイレから何か水が流れてきても関係ないさ。シャツは背中が大きく裂けているし(なので、昨日ムンバイで一枚Yシャツを購入した)、靴とジーパンの裾は牛の糞だらけだし…。俺も、とっても臭いけれど、他のみんなも臭い。いいさ、ここはインドだ…。

 つらい車内でも、楽しい出来事がありました。朝6時頃、俺の隣に寝ていたおじいちゃんがむくむくっと目を覚まし、なにやら作業を始めました。紙箱を組み立て、そこにまんじゅうのようなものを詰め、タレをかけて…、おー、このおじいちゃん、車内販売を始める気なのです。移動の最中、少し小銭を稼いでやろうとの魂胆なのでしょう。自宅で作ってきたと思われるまんじゅうが、汚いバケツにたんまりと入っています。ついでにタレは、さらに汚いバケツに入っていて…バケツの中を覗いたときにびっくりしました。中にはハエが何十匹と入っていたのです。暇だった俺は、無言のうちに箱作りを手伝い始めました。おじいちゃんも、俺の助けがありがたいらしく、ニコニコしながらうなずきます。1時間後、40個あまりの箱に入ったまんじゅうを、おじいちゃんはお盆に載せて、他の車両へと消えていきました。さらに30、40分後、おじいちゃんが戻ってきました。あれまー立派立派。40個あまりあったまんじゅうは、残すところ3つのみ。おじちゃん、俺に車内販売のチャイ(ミルクティー)をおごってくれました。さらに、まんじゅうを1箱持って行けとの仕草。おじいちゃん英語ができないので、ボディーランゲージだけの会話ですが、十分伝わってきます。でもね、まんじゅうは丁重にお断りしておきました。あのハエを見たあとには、どうもねぇ…。ただでさえ腹を壊している現在、ちょっと食べるわけにはいかないもの。

 11時30分過ぎ、予定時刻から遅れること約2時間、Tivimの駅に到着しました。Tivimの駅から、1時間くらいかけてローカルバスを2本乗り継ぎ、ゴアでもっとも泳ぎやすいとされるカラングートビーチに到着しました。ビーチ到着から、1時間ほどの間、目指すホテルの場所がわからず、右往左往しました。多くの人に聞いても、目指す「ロマルド・ゲストハウス」の場所は知らないとの答え。そこで、「ゴア中、どこでもデリバリー(どこでも配達)」の看板を掲げた、とある商店に入ってみました。ここの従業員ならば、地理にもたいそう詳しいことでしょう。
「こんんちは。すみません。ロマルド・ゲストハウス」というホテルを探しているのですが、ご存知ないですか?」
「あぁ、知っていますよ。ここからは歩いて30分くらいかかりますよ。地図を書いてあげましょう」
ラッキー、この地図に従って歩くこと30分、やっと目指すホテルに到着しました。このホテル、なかなかの人気らしく、現在は1部屋しか空いていないとのこと。値段は一泊170ルピー。ビーチまで歩いて1分。ビーチの近くでこの値段ならば、まぁ、納得できる値段。とりあえず2泊することにして、チェックインしました。

 最後に…。ちなみにまだ下痢です。全く持って終息する気配が感じられません。もういいや。飯のせいだろうきっと。いつか直るさ。ということで、現在17時。移動で疲れたので、ビーチ近くの定食屋で飯でも食べて、その後少しビーチで夜の海を眺め、寝ることとします。
 

- 本日の出費 -

レート : Rs1(ルピー)=\2.5

- 移動費 -

From: To:
Tivim Station マプサ市街 乗り合いバス Rs6
マプサ市街 カラングートビーチ 乗り合いバス Rs5 ぼろバス…
カラングートビーチ Romald Guest House 徒歩 -
 

- 飲食費 -

ミネラルウォーター * 3 Rs30
 

- 雑費 -

STYLE (たばこ) Rs10
宿代 Rs170

更新地 : GOA ( INDIA )

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