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旅日記


2002年12月24日(日)
サンホセ
晴れ
- コスタリカにも立派なサンタクロースがいました -

 
 こんにちは。現在、なかなかすごい環境の元でパソコン使いながら、日記書いています。多分、このホテルでココまでやった奴は、そんなにはいないだろうって感じのこと。自分でも頑張ったと思われるので、自慢がてら少し書きます。まず、このホテル、前にも書いたとおり、部屋にコンセントがありません。電気を使う必要のある宿泊客は、ドライヤーを使うため、電気髭剃りを利用するため、といった理由で、毎朝フロントまで足を運ぶのです。

 私の場合、電気が無ければパソコンが使えない、つまりWebサイトも更新できないし、デジカメの充電もできません。こういった作業は、髭剃りなどと違い時間もかかるため、フロントでコンセントを借りるといったわけにはいかないわけです。そこでなんとか電気を確保すべく、こっそりと部屋の中で頑張ってみました。部屋の中で電気を使っている場所は、天井の蛍光灯のみ。ということで、まずはその近辺を調査することにしました。このホテルの天井は3mくらいの高さのため、ちょっとやそっとのことではそこまでたどり着けません。ベッドの上に、部屋にあった小さな机をのせ、その上に椅子をのせ、さらには、廊下にあった小椅子をこっそり持ってきて、それを椅子の上にのせ、やっとのことで蛍光灯までたどり着きました。蛍光灯の上部を覗いてみると、「おっ!蛍光灯機器と電源供給部の接続場所には、どうやら電球ソケットが利用されているもよう!」、「これは持参している電球ソケット(60Wとかの白熱電球等をねじ込む部分に取り付ける機器、そこにはコンセントもついている。ほら、黒いプラスチックで出来ていて、横にはコンセントがついていて、その下には電球をつける部分がある奴さ。上端部は金色で、ねじ込み式になっている奴さ)を用いれば、そこから電源をとることができるぞ!」

 まんまと作戦成功!電気屋で100円くらいだった電球ソケット、大活躍です!。持ってきた甲斐がありました。部屋の電気はつかないけれど、何とかパソコンを使うことが出来ています。

 さて、本題に戻ります。今日の出来事。朝一番に引越しをしました。昨日はパソコンを使いたいがために(結局、この宿でも使えたのだけれども…)、一夜限りの宿として、US$7くらいする「Pencion("c"はわざとです。) Otoya」に泊まりました。もちろん、電気もつかえてなかなか良いホテルだったけれど、一つ気になったことがありました。それは、毛布が臭かったこと。なにか、西洋人男性の体臭チックな匂いがして、そのせいで何度もおきてしまったよ。今日は、再度昨日まで滞在していた安宿「Gran Hotel Imperial」に戻ってきたのでした。その後は、俺のパソコンが接続できるインターネット屋を探しながら2時間くらい町をウロウロして、インターネット屋を見つけた後はそこで1時間を過ごし、中華料理屋で昼飯を食い…、ホテルに戻ってきてからベランダにだらっとして…。

 そうそう、そのホテルのベランダでだらっとしている最中に、なかなか良い光景を見かけたのです。ホテルのベランダは2階にあるのだけれども、このベランダからは、ホテル前の通りが一望できます。通りにどんな人々が歩いていて、どんな車が走っていて…。そんな光景を見ることが出来ます。午後4時頃のことでした。ベランダにて、俺の隣でいちゃつく白人旅行者カップルを尻目に、俺は折れ曲がったタバコを吸いながら、ビール片手に、上半身裸で、うだーっとハンモックに寝そべっていました。そんな時でした。ホテル前の通りに、この国ではなかなか見かけることの出来ない"最新型"の「トヨタランドクルーザープラド(車の名前。日本で買っても車両だけで300、400万くらいする?)」が停車しました。「おぉ、金持ってるね〜!」なんて思いながら見ていると、車の中から白人のお姉さんが、でっかいバービー人形片手に降りてきました。何をするのかと思ったら、道端で1人、果物屋の露店にて店番をしていた7〜8歳のオンナノコにその人形を渡し、彼女は笑顔で車内へと戻ったのでした。なんだろうと思い、車内の様子をうかがって見ると、後席には、たくさんのおもちゃが積まれていたのでした。「あぁ!彼女はサンタさんなんだ!」。この人形を貰ったオンナノコのその後の表情は、本当に私を"うきうき"させました。道行く人にバービー人形を自慢したり、後から露店に出勤?して来た父親に、「こんなのもらったんだ!」なんて感じで嬉しそうに報告したり。何かね、これまでの日記では書いていなかったのだけれども、ここコスタリカでは、私を不快な気分にさせるような出来事がいくつかあって、この国に対して、この国の住人に対して少し失望し、気持ちが萎えてしまうような状況にあったのです。しかし、この1件を契機に、私の気持ちも爽やかに晴れ上がったような感じがしました。車に乗っていたお姉さんが、裕福な家庭に暮らす一般市民なのか、どこかのグループに属している人間なのか定かではありませんでした。ただ、こういった優しさを持った人がこの国にはいること、そして"クリスマスイブも道端で働く、そういったこどもがしっかりと報われた"ということ(報われるのは、多くのこども達のごく一部であるのだろうけれども)、こんなことに嬉しさを感じずにはいられませんでした。自分の露店の目の前を、クリスマスプレゼント片手に父親や母親とに手をつなぎながら歩く同年代のこどもを見ながら、露店で働くこども達はどんな思いでいることでしょう。一生懸命働く、こんなこども達がもっともっと報われると良いなぁ。

 以上。
 

- 本日の出費 -

レート : US$1=\124
レート : C379(コロン)=US$1=\124

- 移動費 -

From: To:
 

- 飲食費 -

米麺のラーメン * 1 (昼食) C690
ハム * 1 (夕食) C200
ビール 500ml * 4 (夕食) C1212 (303 * 4)
 

- 雑費 -

宿代 C1500
たばこ (Marlboro Lights) C450

更新地 : San Jose( Costa Rica )

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