旅日記


2001年8月7日
トロント
晴れ

-語学学校が始まりました-

今日は写真無し。


 今日は8時起床。シャワーを浴びた後、早速活動開始です。まず、部屋探しのためにSpadina駅近くの大学学生寮へ行きました。
ここでは、こんな感じのやり取りがありました。以下にちょこっと。
「すんません。部屋を借りたいんですが…」
「どのくらい?」
「1ヶ月くらいお願いします」
「ちょっと待って。うーん、今ちょっとわかんないから、また夕方あたりに来て!」
だってさ。
「俺、今日から学生なんで、ここに来れるの3時半くらいになっちゃいますよ」
「オフィスは4時までやっているから、じゃぁ、その時間に来て!」

次に、MUSEUM駅近くの学生寮に行きました。また、同じ感じで聞いて見ます。
「すんません。部屋を借りたいんですが…」
「どのくらい?」
「1ヶ月くらいお願いします」
「1か月!、ありません。なぜなら、その時期は、うちの大学の学生でいっぱいなんで・・・。ごめんなさいね
だって。

 あー、今後の宿、今日の午前中に決めようと思っていたのに、決まりませんでした。がっかり。ということで、11時近くになってから、学校に向かいました。初登校なんで、かなり緊張します。

 まず、学校に着き、フロントで自分のカリキュラムを受け取りました。Level1〜10までがある中のLevel5です。どんなもんなんでしょう。このレベル。自分のカリキュラムを下に書いて置きます。

1時間目:11:30 VOC(ボキャブラリー) PETER先生
2時間目:12:30 CON(カンバセーション) JOSEPH先生
3時間目:13:30 LIS(リスニング) JULIA先生
4時間目:14:30 GRA(グラマー) ELYSSE先生

<1時間目:11:30 VOC-ボキャブラリー PETER先生>
 クラスのメンバーは計6人でした。韓国人3名、中国人1名、メキシコ人1名、日本人1名(俺)。うーん、この授業は、難しいのか簡単なのか、良く分かりませんでした。授業内容はかなり楽勝(本当に楽勝)ですが、先生の話す英語が早くてよく分かりませんでした。ただ、先生は、黒人のすごく気さくな感じの人でした。好感が持てる先生です。この授業は、これからも楽しめそうです。

<2時間目:12:30 CON(カンバセーション) JOSEPH先生>
 クラスのメンバーは計7人くらいでした。アルゼンチン人2名、ブラジル人1名、韓国人1名、中国人1名、サウジアラビア人1名、日本人1名(俺)。この授業は、南米系の人たちの独壇場です。積極的に話す話す。しかも、しっかり英語話しているし…。なんで、こんなに話せる奴らが俺と同じレベルなの?、俺なんて、ぜんぜん話せないのに。 失敗しました。下手に受験テクニックを生かしてしまったため、どうやら実力よりも上のクラスに入ってしまったようです。ここでは、そのことを痛切に感じました。また、先生がいやな感じの奴で…。たぶん、20代中ごろ。俺より若い。うーん、この授業は、他の先生に変えるかも。

<3時間目:13:30 LIS(リスニング) JULIA先生>
 クラスのメンバーは計8人程度。ここで、今日始めて日本人のクラスメイトと出会いました。メンバーは、南米系4人、ヨーロッパ系2人、日本人2人(俺ともう1人)というところでした。めずらしいところでは、スロバキアの人もいたか(ヨーロッパ系に含む)。まぁ、そこそこ楽しめました。

<4時間目:14:30 GRA(グラマー) ELYSSE先生>
 この授業が、一番きつかった…。メンバーは、30代〜40代と思われるヨーロッパの人ばかり。みんな、スーツとか着てるんで、ビジネスのクラスか何かと思いました。俺だけ場違いな雰囲気でした。スペイン人3名 ポルトガル人1名、ドイツ人1名、日本人1名(俺)ってとこでしたかね。ただ、授業の内容は楽勝でした。が、やはり先生の言っていることが理解できません。そんなに早口ではなすなちゅうに!

 今日学校に行って気づいたの点は、以下の3点。

・「日本人はリーディングとライティングはそこそこできるけど、話す、聞くとなると全くだめ」っていうのは本当みたい
・真ん中レベルのクラスに入れば、「せっかく語学学校来たのに、まわりは日本人ばかりだよ!」ってことは、ぜんぜんない
・緊張しまくりで、脇汗、背汗かきまくり(俺だけかも)

 多分、俺にはレベル3くらいが適当なのではないかなぁ。でも、しばらくはこのレベルでがんばってみようと思います。まぁ、勢いだけは他の国の人々に負けないよう、がんばろうと思います。日本人俺1人のクラスは、俺が日本代表だもんね。

 授業終わって、14歳の「たく」と二人でまったりします。「俺も、たっきー(俺のこと)の授業にいきたいなぁ。明日変更してみよう!」だって。「たく」には、かなり気にいられてしまったみたいです。日本いると、14歳の人とかと話す機会ないんで、こんなんも楽しいです。弟みたいで、かなりかわいいし。
そうそう、たくは、先週末、髪を染めました(メッシュ)。
「あら、どうしたの、かっこいいじゃん」
「いやー、ちょっと、やりたくなって。でも、帰国までには染め直さないといけないんですよ。学校始まっちゃうんで…。親にも怒られるし…」
「うん、でも似合うよ」
たく曰く、
「みんなが、似合わないっていうんですよ。変ですかねぇ」
「うんん。自分がおしゃれだと思っていれば、それが最高のおしゃれなんだから。日本とかにいると、みんなと同じじゃなきゃなんて思うかもしれないけど、そんなことは無いんだよ。俺は、すごくいいと思うよ。」

 たくには、思っていること、いろいろ伝えようかと思います。彼はまだ若い。日本の常識にしばられず、大きな人間になって欲しいと、願うのでした。せっかくこんな年代(14歳)で海外に来ているんだしね。

 ところで、学校終了後、朝行った学生寮を再び訪ねてみました。到着したのは、3時30分ぐらいでした。着いて早々、オフィスのドアをノックしてみました。
「コンコン」
「なに?もう終わってるんだけど…」
「えー?、だって、朝きたとき、4時までに来いっていわれたんですよ」
「あー?、今日は終わってるからだめだめ」
「学校から、急いできたんですよ!」
「だめだめ。明日来て!」
ですって。

 なんで、カナダはこうなの? 人情みたいなのがないんかい!。また明日出直しです。ちきちょう!

 ホテルに戻ってから、こんなん言いました。

「すみません。予定が狂って…。もう1週間延泊したいんですけど…」

更新地:トロント(カナダ)

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