旅日記


2001年10月26日(金)
トロント
曇り時々雪

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初雪
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今日は写真なし。

 今日、トロントでは初雪が降りました。まだ10月なのにね。トロントという街は、私のやる気をそいでしまいます。「寒い」、「遊びに行くところが少ない」といったところが大きな理由でしょうか。

 さて、今日の出来事。夕方4時頃、すさまじいノックの音で起こされました。
「だれだよ。朝っぱらから」(最近の俺にしてみれば、朝なんです。PM4時も)
ドアをあけてみると、廊下には、英語学校に通っていた時の友達「大策」と「勇太郎」、そして知らない男の子が一人立っていました。
「なーにー?、どうしたよ?」
「遊びに来たよ!」
初対面の男の子は、名前を「竜太郎」といいました。「勇太郎と似ているから、「りゅう」と呼んでくださいよ」ってことです。彼は23歳。1ヶ月ほどトロントに滞在するとの話。いわゆる、短期語学留学って奴です。銀色の髪をした、がっちりタイプの男前です。

「もう少し寝させろ、このやろう。いきなり来るな、このやろう」
と、軽く俺が文句を言っていると、勇太郎が反撃してきます。
「ひろっさん(俺のこと)、だめっすよ。こんな駄目生活。寝ちゃだめっすよ。おきましょうよ。いっつも何やってるんすか?」
「いや、別に何もやってないけど…。散歩して、酒飲んで、TV見て、考え事しながら寝るって感じかなぁ」

28歳のひろっさんは、22歳の勇太郎に諭され、ぬくぬくの布団を後にするのでした。とりあえず、起床後の一服をしながら、今日のプランについて話し合いました。

「何?、何やって遊ぶのよ? このあたりは何もないよ。遊ぶところなんかないよ」

俺以外3人の話し合いで出た結論は、飲み会。やっぱり、こうなるのね。
「行きたくないよー。まだまだ寝たいんだよー」って駄々をこねましたが、だめでした。引っ張られるように部屋の外へと出されました。俺は犬か。

 つーことで、起き立ての俺を含む4人は、North Yorkセンター付近のパブに向かいました。目指すパブまでは、俺の家から徒歩約20分。その間に、雪が降り出しました。
「あぁ、ついに来たねぇ。この時期が」、「これから、マイナス20度の冬が始まるんだねぇ」
なんか、俄然楽しくなってきました。雪です。雪。駆け回ります。またもや、俺は犬か。

 パブに到着しました。ここのパブはこれまで入ったこと無かったのですが、「深夜は音楽がんがんで、おどりまくりで、夕方は夕方でビリヤードやダーツが出来て、ちょっと楽しそうだなぁ」なんて目をつけていた店なのです。入ってみると。当たりみたいです。店員さんは、線の細い綺麗なカナダ人です。キュートなカナダ人女性って街にはあまりいないのです。みなさん、ちょっと太目かなって感じがします。さて、まぁ、飲み会の様子はご想像通り。男4人なんで、酒ガンガンに飲みながら、世間話、エロ話、女のこの話、ときには、少し真面目に、文化やら人生、政治といった話。いろいろです。ビールなんかを賭けて、ダーツやらビリヤードもしました。結局帰宅はAM1時頃。自分達の家へ帰るのが面倒くさいなんて意見もでて、結局、大策と勇太郎は俺宅にお泊りです。二人ともホームステイしているのに、無断外泊とか大丈夫なんでしょうか?よく分かりません。結局、3時頃まで起きていたでしょうか。なぜか、近くの家に住む由香までやってきて、俺の部屋でおねむです。男3人、女1人、計4人で狭い俺の部屋に雑魚寝です。こんなのって、学生時代を思い出しますねぇ。
更新地:トロント(カナダ)

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